価値観が違う人はどうしても好きになれない私、人付き合いを“本”にたとえて少し気楽に「深く納得」

人付き合いとはどういうものかを考察した漫画「人付き合いとは」がSNS上で話題となっています。街を歩いているとき、「どんなに価値観が合わない人とも関わろうとする」という会話を耳にした女性。その言葉に自分なりの“人付き合い”について考えを巡らせますが…という内容で「深く納得しました」「とても参考になりました」「この考え方、好きです」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

人付き合いとは本のようなもの

この漫画を描いたのは、エッセー漫画家のえんどう（ペンネーム）さんです。インスタグラムでは主に、夫との日常など日々の出来事を描いた漫画を発表しています。エッセー漫画は5年ほど前から描き始めました。

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

えんどうさん「街中を移動中、『価値観が違っていても、どこか尊敬できるところを見つけて関わろうとしている』という会話がたまたま耳に入り、『確かにそうかもしれない』と思いつつも『だけど、そこまで必要だろうか…』と葛藤した末、後者の言い訳として描きました。もう少し気楽に人付き合いを捉えたかったのだと思います」

Q.これまで、人付き合いで何か困ったことはありましたか。

えんどうさん「人間の悩みの大半が人間関係に関することだと思います。人と関わる以上、人付き合いで困ることは不可避ですね」

Q.合わないと思ったら、どうしているのでしょうか。

えんどうさん「必要最低限、関わった上で、可能であれば、その方の視界からフェードアウトします」

Q.「人付き合いは本みたい」。とても面白い考え方ですね。どこかで知ったのですか。

えんどうさん「これはどこかで聞いた話とかではなく、『合わない人とは必ずしも深く長く関わらなくてもよい』という考えの理屈を自分なりに絞り出しました」

Q.普段は、人から聞いた話を積極的に取り入れる方ですか。

えんどうさん「心が動かされたり、改めて考え直して気付きを得たり、自分の学びにつながった場合は取り入れることがあります」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

えんどうさん「『なるほど』『大切な本は人生の財産。大切な人との付き合いも』など肯定的な意見を多く頂きました。また、共感していただくことができて、とてもうれしく思います。抱えている悩みが少しでも軽くなるきっかけになれたら幸いです」

オトナンサー編集部