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BTSが変えたK-POP界の“ある潮流”とは?海外の一流アーティストも首ったけにする存在感

  • 2021.11.14
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BTS(防弾少年団)が「2021 American Music Awards」(以下、2021 AMA)に再び招待された。彼らは今回、米ビルボードのメインチャート「HOT100」で驚くべき成果を収めた『Butter』を、リミックスバージョンでフィーチャーリングに参加したミーガン・ジー・スタリオンとともに歌う予定だ。

2021年はBTSの“ワールドクラス”への成長が目立った1年だったと言える。

最も代表的な出来事は、モンスターバンドColdplayとコラボした『My Universe』をリリースしたことだろう。去る9月24日発表されたこの曲は、10月9日付けの「HOT100」で1位を獲得した。これによりBTSは、『Dynamite』『Savage Love(Laxed – Siren Beat)[BTS Remix]』『Lifr Goes On』『Butter』『Permission to Dance』に続き、計6曲目の「ホット100」トップに立った。

制作当時、Coldplayのフロントマンであるクリス・マーティンは、BTSに会うために自ら韓国を訪れるほどの情熱を見せていた。2組の邂逅は、世界中の音楽ファンの熱い関心を受けている。

(写真=BIGHIT MUSIC)BTSとColdplay

そしてColdplayは最近出演したドイツのあるトークショーで、「BTSは私たちよりも多くのアルバムを出し、多くの経験を持っている。そして、彼らはとても頑張る」という言葉で、キャリアと誠実さを評価。ほかにも、クリス・マーティンは自身がMCを務めるYouTubeコンテンツで『PTD』について言及し、「(新型コロナの)パンデミックの状況で、多くの人々に喜びを与えたという意味がある。容易ではない状況なのに、皆さんに愛と尊敬の心を感じる」とBTSが持つ影響力について話した。

また去る8月には、ポップス界の“生ける伝説”エルトン・ジョンが『PTD』関連映像を相次いでアップロードし、BTSと積極的にコミュニケーションを図る姿を見せて話題に。

RMがエルトン・ジョンの名前が入ったパートを歌唱している映像を上げると、エルトン・ジョンが呼応するように後のフレーズを歌う映像をアップロードしただけでなく、またYouTubeショートのダンスチャレンジにも参加し、ダンスも披露している。

BTSの活躍でK-POP界はどう変わったのか

K-POPが海外音楽市場での地位を確立した昨今、海外の一流ミュージシャン、特にアメリカのミュージシャンとのコラボレーションは良い広報手段となった。

数年前まで海外スターとのコラボレーションは、韓国アーティスト側の一方的なラブコールで始まるのが普通だったが、BTSの場合は話が違うようだ。

(写真=BIGHIT MUSIC)BTS

バックストリート・ボーイズも「私たちはBTSの熱烈なファンだ。とても好き。私たちのライブにBTSを招待したい」と告白。SUGAと二度にわたって楽曲制作をしたメンバーのマックスは、ともにNBAスタジアムを訪れた写真を公開するなど、“仕事の関係者”ではなく“真の友人”であることをアピールしている。

オーストラリアのシンガーソングライター、トロイ・シヴァンも2018年に、「いつかBTSとコラボをしてみたい」と話すと、2020年リリースのアルバム『MAP OF THE SOUL:7』の収録曲『Louder than bombs』で見事コラボを果たした。

そして『PTD』を生み出したエド・シーランは、2019年リリースのミニアルバム『MAP OF THE SOUL:PERSONA』の収録曲『Make It Right』で初めて出会った。このコラボはエド・シーランのラブコールにより実現したという事実は、以前よりも遥かに高まったK-POPの地位、そしてBTSの存在感を如実に表していると言える。

ほかにもBTSは、ホールジー、シーア、ニッキー・ミナージュなど、名だたるポップスターたちと共演し、絶え間ない成長を続けている。今や世界が愛するスターたちと肩を並べたBTSは、もはやのK-POPという枠に収まらず、その枠組を壊してしまうほどのアーティストへと成長し、楽曲がマーベル映画(『エターナルズ』)に挿入されるほどのアイコンとなった。

BTSは、これまでK-POPアーティストたちが従わざるをえなかった海外アーティストとのコラボ形式をぶち壊し、様々な領域で存在感を発揮しながら、“真のワールドクラスとは何なのか”を自ら証明し続けている。

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