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韓国時代劇でもっとも壮大な歴史を劇的に描いた『古代韓国の歴史と英雄』

  • 2021.11.13
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「韓ドラ時代劇.com」で記事を定期的に寄稿している康熙奉(カン・ヒボン)氏は、朝鮮王朝だけでなく古代の三国時代の歴史にも大変詳しいが、今度は『新版 知れば知るほど面白い 古代韓国の歴史と英雄』(実業之日本社)を出版した。

現在、韓国時代劇は日本の韓流ファンの間でも人気が高いが、さらに最近は面白い新作がどんどん作られて大いに活況を呈している。

そんな中でも、NHK・BSプレミアムで毎週日曜日に放送されている『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』は描いている歴史のスケールが大きく、作品性もきわめて高い。こうした最新作をいちはやく取り上げているのが『新版 知れば知るほど面白い 古代韓国の歴史と英雄』である。

この新刊は、三国時代(高句麗、百済、新羅)や高麗時代を扱っている時代劇をたくさん紹介しており、登場人物たちの歴史的な背景をわかりやすく説明している。

『新版 知れば知るほど面白い 古代韓国の歴史と英雄』(康熙奉〔カン・ヒボン〕著/実業之日本社)
時系列をコンパクトに解説

具体的に取り上げているドラマは、前述した『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』を初めとして、『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』『朱蒙』『善徳女王』『奇皇后』などである。こうした人気時代劇の歴史的な背景がよくわかり、ドラマをさらに興味深く見ることができる。

また、三国時代から高麗時代までの歴史を時系列でコンパクトに解説しているので、朝鮮王朝以前の歴史を通史として知る上で大変役立っている。

なお、康熙奉氏の本はすでに『新版 知れば知るほど面白い 朝鮮王朝の歴史と人物』と『新版 知れば知るほど面白い 朝鮮王宮 王妃たちの運命』が発売されており、この『新版 知れば知るほど面白い 古代韓国の歴史と英雄』を加えて「韓国時代劇三部作」が完成している。この三部作によって、韓国時代劇の面白さをさらに総合的に把握することができる。

〔著者略歴〕
康 熙奉(カン・ヒボン)
1954年東京生まれ。在日韓国人二世。韓国の歴史・文化や日韓関係を描いた著作が多い。主な著書は『悪女たちの朝鮮王朝』『韓流スターと兵役』『韓国ドラマ&K-POPがもっと楽しくなる!かんたん韓国語読本』『新版 知れば知るほど面白い 朝鮮王朝の歴史と人物』など。最新刊は11月5日発売の『新版 知れば知るほど面白い 朝鮮王宮 王妃たちの運命』と『新版 知れば知るほど面白い 古代韓国の歴史と英雄』の二冊である。

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