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宝物がねむる屋根裏部屋に迷い込んだような雑貨店「海福雑貨」

  • 2015.7.27

神奈川県相模原市にある「海福雑貨」は、作家作品やレトロな小物、輸入雑貨約3万点がそろうお店。ジブリ映画『耳をすませば』に登場する「地球屋」のような雰囲気で、一期一会の物がたくさん並び、宝探し気分を味わえると、何時間も過ごしていく人も少なくありません。

静かな住宅街にある非日常的な空間

小田急小田原線「小田急相模原駅」から、小田急江ノ島線「東林間駅」へ繋がる通りを約12分ほど歩いた住宅街の中に「海福雑貨」はあります。

「海福雑貨」は、小さい頃から物を作ることが好きだったという店主の遠藤和海さんが、ハンドメイド作家さんの思いが込められた作品の温かみをお客さんと分かち合えたらとオープン。作家作品のほかに小物や輸入雑貨も並び、古い物やめずらしい物であふれる店内は、まるで宝物がねむっている屋根裏部屋に迷い込んだような、非日常的な雰囲気が漂っています。

「世界中を旅した老夫婦が集めた物を公開しているような店だとか、ジブリ映画の『耳をすませば』に登場する不思議なアンティークショップ『地球屋』みたいだと言われます」と、笑顔の遠藤さん。店内に並ぶ雑貨を眺めていると次々と想像力をかき立てられるのは、一つひとつに歴史や物語を感じられるからかもしれません。

ここでしか手に入らない物があります

こちらでは40名以上の作家の作品を取り扱っています。作品の多くは一点物で、アクセサリー、皮小物、陶器、文具など多岐にわたります。素材もガラス、天然石、布、粘土と種類豊富で、ナチュラルな仕上げやアンティーク調の加工、アーティスティックだったり、かわいらしかったりとさまざまに展開されており、あれこれと手に取りたくなるものばかりです。

作家作品以外の小物では、「古い瓶」(300円〜)が数多くそろえられています。色も形も多様で、側面に商品名やロゴが入った味わい深い物も。透明感のあるガラス瓶は見た目が涼しげなので、夏のインテリアに活躍しそうですね。

明治時代にインクをつけながら書くつけペンとして作られ始めた「ガラスペン」(1000円〜)や、昭和20〜30年代に欧米へ輸出されていたという水の中に入れると開く造花「水中花」(400円〜)も、部屋に飾っておくだけで涼しい気持ちにさせてくれる雑貨。どちらもノスタルジックな雰囲気です。

輸入雑貨では、エキゾチックなムードが漂う「エジプト香水瓶」(1000円〜、写真1枚目)がおすすめ。エジプトの職人さんによる手作りで、色、形、装飾がそれぞれ違うので、好みの物を探すのが楽しいですよ。

週末には素材を集めた分室も開店

金・土・日曜の12〜17時には、建物2階にある「海福雑貨分室」も開店します。蛍石や水晶といった天然石、時計の文字盤や歯車といった部品など、さまざまな素材が集められ、1階とはまた異なった発見ができます。これだけの物をそろえているお店はめずらしいと、遠方から足を運ぶ作家さんも多いそうです。 「海福雑貨」では、相模大野、小田急相模原、東林間エリアのカフェやスイーツ、雑貨店などを紹介するイラストマップ『いつでもおさんぽまっぷ』も制作しています。「せっかく来ていただいたお客さんにはうちの店だけでなく、町全体を楽しんでいってもらいたいんです」と遠藤さん。店内で配布しているので、帰りはマップ片手に寄り道をしてみてはいかがでしょうか。

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