1. トップ
  2. 恋愛
  3. ろ…“ろんう”じゃないの…?【論う】読めなければ恥ずかしい難読漢字

ろ…“ろんう”じゃないの…?【論う】読めなければ恥ずかしい難読漢字

  • 2021.11.11

よく見る漢字ではありますが、思わず「ん?」となる漢字はありませんか。 今回の漢字も「ん?」の対象となるのですが、あなたは読めますか? 「論う」で、五文字の読み方をしますよ。

(1)そのまま読んではNG!「論う」の読み方

つい「ろんう」と読みそうなこの漢字ですが、読みません。 むしろ、そう読んでしまうことで恥ずかしい思いをすることになるかも……。 口で言ったことがあるかもしれません。 この漢字は「あげつらう」と読みます。 知らなければ、今日から正しい読み方で読めば問題ありません。 しかし、この読み方は常用外漢字であることから使われないです。 そのため、読み方を知っているだけで鼻高状態ということになりますよ。 (『広辞苑』より)

(2)「論う」とはどんな状態のこと?

「論」とあるように、論じるなどの話し合いといったことをイメージするでしょう。 もちろん、そのイメージもありますが、正直いいものではありません。 「論う」とは、「物事の理非をあれこれ言いたてる。とやかく論ずる」という意味です。 実りある話し合いであればいいものの、はやしたてるような皮肉たっぷりに言うことはよくありません。 同じ「論」であっても異なる意味となるので、使い方を間違えないようにしましょう。 (『広辞苑』より)

(3)「論う」の由来

「論う」の「あげ」は挙げ、「つらう(つらふ)」は「あれこれとする」という意味です。 「つらふ」には、「いひづらふ」や「ひこづらふ」といった「づらふ」と同じに。 もともと、あれこれと(意見)を挙げる=論じるということが本来になります。 しかし、逆の意味として捉えて使うようになり、「論う」が悪いイメージとなったのです。 「あげ」が揚げ足を取るなどから連想され、このようになったのかもしれないですね。 (『広辞苑』より)

(4)「論う」を使った例文

最後に、「論う」を使った例文を見ていきましょう。 漢字では書きませんが、書くとなるこのような感じで使います。 「仕事でほんの少しのミスで論う惨めな同僚」 「ケンカがヒートアップし、ありもしないことを彼に論われた」 (『広辞苑』より) 難しくなさそうな漢字に見えてしまう「論う」。 しかし、中身はいいことで使われることがない残念な言葉です。 雑学程度に、まわりの人へ教えてあげるといいでしょう。 (恋愛jp編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる