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G’s FILM REVIEW ティモシー・シャラメが未来を視る青年を演じる『DUNE/デューン 砂の惑星』etc.

  • 2021.11.11
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11月のエンタメをレビュー!GINZA編集部がレコメンドする映画をご紹介。

『DUNE/デューン 砂の惑星』

アレハンドロ・ホドロフスキーが挑むが未完に終わり、1984年にデヴィッド・リンチが映画化するが自身も失敗作と認めた、フランク・ハーバートの同名小説。このSF超大作を56年を経て映像化したのは、ドゥニ・ヴィルヌーヴ。パート1となる本編は、ティモシー・シャラメ演じる未来を視る青年、ポール・アトレイデスによる旅の始まりという壮大なプロローグではあるが、恐ろしく美しい大自然の中で生き残る力を、大スクリーン全体に感じてほしい。
全国公開中。
©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

『ビルド・ア・ガール』

コラムニスト、キャトリン・モランによる半自伝的小説を、『ブリジット・ジョーンズの日記』の製作陣が実写化。1993年、冴えない16歳のジョアンナが、辛口音楽ライターとして一家の稼ぎ手となり奮闘する姿を描く。男性中心のUKロック業界を、女子高生である彼女が迷走しつつもサバイブしていく様は痛快。ぶつかる度に自分を見つめ直して進み続ける主人公を、『ブックスマート』のビーニー・フェルドスタインがパワフルな魅力で好演する。
全国公開中。
©Monumental Pictures, Tango Productions, LLC, Channel Four Television Corporation, 2019

『ジョゼと虎と魚たち』

田辺聖子の短編小説を犬童一心監督が映画化した同名映画のリメイク版。キム・ジョングァン監督が、ドラマ『まぶしくて ―私たちの輝く時間―』のハン・ジミンとナム・ジュヒョクを主演に据えた本作は、日本版とは雰囲気が異なり、淡々と温まっていく“静”の印象。不動産高騰、就職難といった韓国社会を背景に、自分の世界に閉じこもるジョゼが、青年ヨンソクと出会い、外の世界とつながる。原題は“ジョゼ”。現実を生きるジョゼの物語である。
全国公開中。
Original Film ©2003 “Josee, the Tiger and the Fish” Film Partners. All Rights Reserved. ©2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

GINZA2021年11月号掲載

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