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目を覚まして! 中二病の彼に振り回された人の黒歴史3選

  • 2015.7.26
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「大人だね」と認めてもらえることこそ最高の賛辞であるイタリアの子供たち。女の子は小学生からメイクを覚え、男の子は必死に口説きの練習…という光景を見たことも1回や2回ではありません。

彼の中二病に振り回され、復活した人の黒歴史エピソード3選

(c) VadimGuzhva - Fotolia.com

しかし、そんな「背伸びする姿」がかわいらしくうつるのは、せいぜい中学生くらいまで。大人になっても「実はすごいオレ様」妄想をこじらせる男性は、イタリアでも「イタい人」扱いです。

しかもそういうタイプほど「オレ色に染めたがる」「キモ台詞のボキャブラリーが妙に豊富」だったりと、面倒くささもパワーアップ…。そんな「イタリア版中二病」の彼に振り回されてもめげずに、復活した女性のエピソードをご紹介します。

1.いい年こいてギャング気取り

とある知人女性の元彼は、突然豹変。当時30代半ばでサラリーマンだった彼は、友だちから借りたヒップホップのMVを見て「目覚めた」そうです。

「だんだんオラついていく私服くらいならまだ許せた」と語る彼女は「ギャングスタ(気取り)なオレ様の隣にいる女=イイ女」とエスカレートする彼の期待にこたえるべく、ダイエット&おしゃれに必死になりました。

その努力が実り、あちこちで男性に声をかけられるモテ期がこのころピークに。「彼以外は興味ナシだった」そうですが、そんな彼女の努力が砕かれたのは、彼女の誕生日です。

誕生日おめでとう、愛してるよ…ロマンチックなセリフと一緒に渡されたプレゼントの箱には、変なデザインの金色のワンピースとレディ・ガガばりのハイヒール。

彼女は「もう限界」とその場で見切りをつけ、トイレに行くふりをして家に帰りました。次の日電話で即サヨナラをつげ、少し前に知り合った男性とさっそくデート。

「むなしい日々だったけど、女を磨いておいたことだけはよかったわね」と彼女は語っていました。

2.フシギな力を持つ男

よく行く本屋で知り合った男性とお付き合いした女性は、「彼はフシギな力があったらしい」と話していました。激務でいつも疲れを感じていた彼女を、彼はマッサージや瞑想でいやしてくれました。

しかし、効果はイマイチ。「インド哲学とか、中国の気功の話から始まってスピリチュアルな話題が多くなったわ。そうしたらある日、驚きの発言が出てきたの」と語る彼女。

彼は「自分はフシギな力を持っている、手からパワーが出ていてそれをコントロールしないと生活に支障がでる…」と言い出したそうです。納得した彼女は、彼の世界を共有したくてヨガを学び、インストラクターの資格をとりました。

身体の調子も良くなり、本業のかたわらヨガの教室を始めだしたころ、彼の浮気が発覚。「彼女(浮気相手)のエネルギーが、僕のパワーとシンクロしていた」「僕には彼女のエネルギーをチャージすることが必要だったんだ」等、浮気の理由としてはあやしすぎるセリフを並べたそうです。

「すぐ彼を追い出したわよ。ケガの功名?でヨガ教室が当たったからよかったけど、自分の見る目のなさに笑っちゃった」と、彼女は当時を振り返っていました。

3.まるでシュートメ

ソムリエの学校に通う知人女性は、リッチな男性とお付き合いしていました。グルメな彼が連れて行ってくれるレストランは素敵なところばかりで、感激していた彼女。しかし、彼のグルメおたくぶりはエスカレートしました。

ある日、彼の自宅によばれ一緒にディナーを食べたときのことです。ディナーの序盤から、彼は彼女に手を添えてマンツーマンで食器やナイフ・フォークの使い方の特訓を始めたそうです。

「僕はきみにふさわしい男でいたくて、努力している。だからきみも、レディとしての振る舞いを身につけてほしい」と言われ、それからの彼女は必死に頑張りました。

しかし、その頑張りの糸もある夜にぶっちぎれたそうです。彼の家で深夜映画を見ていて小腹がすいた彼女は、お昼に買った小さなポテチの袋をバッグから出し、食べ始めました。

その姿を見ていた彼は「小皿に入れて食べろ」「指で食べるな」等、文句のオンパレード。それに耐えられず、今までためていた不満を彼にぶつけた後、彼女は家に帰りました。

「彼とつき合ってよかった点は、フランスのワインの美味しさを教えてくれたこと。それがなきゃ、今の私はなかった。それ以外は『一昔前の姑』みたいだったけど」と笑いながら、彼女は語ってくれました。

思わぬところで女性をジャッジ&導いていくところは、中二病のみなさんに共通しているようです。そんな彼氏に振り回されても後から挽回できるよう、女性側としては心の余裕を持っておきたいですね。限界まで耐えてしまうことのないよう、どうか気をつけて!

(金丸 標)

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