池ポチャ2回の悲劇も終わってみれば…仙台カントリー倶楽部の初ラウンド

みなさん、スポーツの秋を満喫していますか？ ゴルフ歴◯年の私にっけは、ゴルフ三昧に過ごしたくても過ごせず、うずうずしています。

というのもハイシーズンの今は、どこのゴルフ場もいっぱいで、もたもたしているとあっという間にキャンセル待ちになっちゃうんです。土日はメンバーだけですぐに満席になってしまうゴルフ場も。

今回は、そんなゴルフ場の一つ、「仙台カントリー倶楽部」に初めて行ってきたので、スコアは置いといて、どんなゴルフ場なのか紹介しますね。ゴルフ場ってどんなところか知りたいという人も必見！（笑

眺めもサイコー

仙台カントリー倶楽部の正式名称は「仙台カントリー倶楽部 名取コース」。名取市愛島の小高い丘の上にあり、晴れている日は太平洋や牡鹿半島を望むことができます。（写真はクラブハウスのレストランからの眺め）

コースは自然の地形を生かしたつくりになっていて、とてもよく整備されています。

ゴルフ場って全部キレイに整備されているんじゃないの？ と思うかもしれませんが、そうじゃないゴルフ場もあるんです。

より自然に近いといえば分かります？ この「自然に近い」は全英オープンなどで戦いの場となるスコットランドのリンクスとは違います（笑

できなくともできるイメージが大事

この日はインコーススタート（10番ホールから）。仙台カントリー倶楽部のメンバー1人と先輩2人と私、会社仲間4人でのラウンドです。

ゴルフ場に行ったことのない方のためにちょっと説明すると、一般的にゴルフ場はアウトコース（1～9番ホール）とインコース（10～18番ホール）があり、いずれかからスタートします。9ホールが終わると食事休憩。その後、残りの9ホールを回るといった流れです。

私が思うゴルフの面白さは、なかなか思い通りにいかないところにあります。

ゴルフは、簡単に言えば、止まっているボールを打って、どれだけ少ない打数でゴールできるか（18ホール回れるか）のゲーム。とりあえずはまっすぐにボールを打ち出せれば何とかなりそうなのですが、この「まっすぐ」が難しい。大概右か左に軽く（時には大きく）曲がります。

曲がるボールに、コース内の障害物。つまり木だったり、バンカー（砂地のくぼみ）だったり、クリーク（コース内の小川）だったりを乗り越えて、目標であるグリーンのピンを狙う必要があります。

なので、どこにボールを持っていくか、どの方向にボールを打ち出すかといったコースマネジメントも大事になってくるわけです。

コースマネジメントなぞできるわけもないのだけど、そうです、できなくともできるイメージを持つことが大事。そんな気持ちで打ったこの日の第一打は、大きく右にそれて飛んでいきました（汗）

グリーンが激ムズ

仙台カントリー倶楽部のコースは、アップダウンも少なく、右や左に大きく曲がっているホールも多くありません。だからと言って簡単なわけはなく、さらにグリーンが激ムズ。

転がる速度が速く、カップ周りの芝目も複雑。気を抜くと、数十センチという短いパットも外す可能性があります。高低差のある二段グリーンも多く、1人は5という自己ワースト的なパット数を記録。

反面、こういったグリーンを攻略できた時の喜びは計り知れません。 だからやめられないんです（笑

位置情報はタブレットで確認

カートにはタブレットがついていて、ホールレイアウトや攻略法だけでなく、カートからピンまでの距離、前組のカートとの距離などの情報を教えてくれます。

前組のカートとの距離は、前組にボールを打ち込まないためにも大事な情報。最近はこのタブレット付きのゴルフ場が増えてきました。

ちなみにここのカートはリモコン付きです。リモコン付きカートはカートに乗る必要がなくなるので、歩く距離が格段に増えます。

この日の１ラウンドの歩数を測ってみたら１万歩は軽く超えていました。（左右にうろうろ、丘を上ったり下りたりいろいろ走り回っていたので）

ランチタイム

アウトコースに行く前に、ひと休み。 休憩時のランチがこちら。温かいものが食べたくて、五目あんかけラーメンにしました。

ここのメニューの中で女性に人気なのは「レディースランチ」です。五穀米、天ぷら、ミニ温そばにデザート、サラダ、コーヒーも付いた嬉しいセット。

ゴルフ場でレディースランチのようなメニューに出合った記憶は、私はあまりないかも。注文しづらいかもしれませんが、男性も注文できます。

悲劇のホール

プレー再開ということで、やってきました！アウトコースの2番ホール。グリーン手前に大きなハート型っぽい池があるロングホール（パー5）です。

一番のポイントは池に入れないことなのですが。。 意識すればするほど池に呼ばれるもので、私は2打目がめでたく池にイン。 次の4打目も池（1打ペナルティー） 他の2人も池。4人中3人が池なんて（笑

意気込んでしまったために、結局このホールは11打という見事な結果。やっぱりね、ダメなんですよ、飛ばそう！とか、ミスをした後に次こそは！とか欲を出しちゃうと。

ミスしたとき、焦りそうなときほど無欲と平常心。 最初から最後まで、敵は自分。 なのでゴルフをはじめてから、以前より感情をコントロールできるようになったように自分では思います。

売店発見

5番ホールにある売店です。宮城のローカル番組のMCで、ゴルフ好きで有名なあの方のサインもありました。

赤いものの正体は？

ところで仙台カントリー倶楽部では、ティーショットを打つティーイングエリアの横に、この赤いものをよく見かけます。何だと思います？

灰皿？水道？センサー？ 鐘？ティー回収箱？電話？

正解はボールウォッシャー。 打ったボールは、フェアウェイに落ちたとしても、まあまあ汚れていきます。そんなときにこれ。

てっぺんの黒丸を引っ張り上げると穴があいたところがあり、そこにボールを入れて上下にシャカシャカ。

すると、ボールがピカピカになります。単純な仕組みなのにすごいヤツ。面白いので、見つけるとシャカシャカしちゃいます。

トイレも充実

仙台カントリー倶楽部はトイレも充実していました。 多くは9ホールに2つくらいの設定なのですが、ここは3つ。しかもキレイなので何の違和感もなく使える。これ大きなポイントです。

めでたしめでたし

長旅のようだったラウンドも、いよいよ最終ホール。この日はトンボが群れのようになって飛んでいて、深まる秋を色濃く感じます。

結局このホールのグリーン上でも、カップから逃げるようにスルッとボールがそれていき（笑 もう！と思いつつも、最後に残ったのは充実感と心地よさ。

池ポチャもあったけれど、後半のティーショットは飛んでくれたし、約30ヤードのショットはピン横数十センチにつけられたし、回っていてとても気持ちよかったしで、めでたしめでたし。そう思った仙台カントリー倶楽部の初ラウンドでした。

ちなみに私の母は60歳でゴルフをはじめ、70歳を過ぎた今も定期的に仲間と楽しくゴルフ場通いをしています。

いつからでもはじめられるのもゴルフ。 ある程度練習も必要ですが、ゴルフ場でプレーするのは森林浴的な癒しもあるのでおすすめです。

というわけで最後に一首 一度でも ナイスショットが飛び出せば 全てオッケー 秋晴れの空

DATA

仙台カントリー倶楽部 名取コース 宮城県名取市愛島笠島字南北沢1-8 TEL 022-383-3636 http://www.sendai-cc.com/