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チャールズ皇太子、サステナブルな企業に王室認定証を授与へ。

  • 2021.11.8
Photo_ Ian Forsyth/Getty Images
Prince Charles, Prince of Wales addresses the CEOs of global companies awarded the Terra Carta Seal on November 03, 2021 in Glasgow, Scotland.Photo: Ian Forsyth/Getty Images

チャールズ皇太子が、2050年までのカーボンニュートラル実現を目指し熱心な活動を展開する企業に「テラカルタ(Terra Carta)」認定証を交付することを発表した。イギリス王室からサステナビリティに取り組む企業のアストラゼネカ、IBM、GSBC、ロレアル、ユニリーバ、バンク・オブ・アメリカなど、45社に授与される予定だ。

現在スコットランドのグラスゴーで開催中の第26回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26)でチャールズ皇太子は、「テラカルタは、真に持続可能な市場の創造を目指し先導する民間企業を認定するものです。そして消費者の目にも、どの企業が正しい行動をしているのかが分かるようになります」「この認定証は、2050年までにネットゼロを実現することを示す科学的指標をもとに、国際的に認められた信頼に足る移行のロードマップを掲げその業界の中で先導役を果たす企業を表彰します」と語った。そしてテラカルタが、それぞれの業界が直面している異なる挑戦や過程を人々が知るきっかけになると続けた。

ちなみに認定された企業は、王室御用達を示すロイヤルワラントと同様に自社製品に同証を使用することが許可され、サステナビリティとの取り組みを消費者へ宣伝することができそうだが、応募条件としてはリサーチ会社コーポレート・ナイツの「世界で最も持続可能な100社」にリスト入りし、チャールズ皇太子が今年1月に設立した地球憲章のテラカルタに賛同していることが挙げられている。

テラカルタの印はアップルの元デザインチーフ、ジョニー・アイブがデザインを担当、葉、ハチ、ツバメ、チョウといった自然を取り入れたグリーンの紋様が印象的となっている。

Text: Bangshowbiz

Photo_ Owen Humphreys-WPA Pool/Getty Images
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