料理のダメ出しをする旦那…。他のお母さんはどうしてる？

栄養バランスや彩りを考えながら、料理を作っているのに、ダメ出しされるとやる気が削がれます。あなたと同じような経験をしている主婦はたくさんいます。料理にダメ出しをする旦那に、先輩主婦たちがどう対応したのか見ていきましょう。

長い結婚生活のなかで、多くの主婦が一度は、旦那に対して本気で怒りを感じたことがあるでしょう。まずは、とある調査結果について見ていきます。

「旦那にキレそうになったことがある？」という質問に対して「はい」と応えた主婦は、なんと全体の52％でした。半数の主婦が、旦那にキレそうになった経験者だということがわかります。

先程の調査で「はい」と答えた人に対し、原因は何かと尋ねたところ、多くが夕飯のおかずや味付けに対してのダメ出しと答えました。

では先輩主婦たちは、このようなダメ出しに対して、どのように対応したのでしょう。以下で3つのエピソードを紹介します。

Aさんの旦那さんは「釣り」が趣味だそうですが、魚を釣るだけで「捌けないこと」がAさんの不満でした。はじめはAさんが捌いていましたが、魚を捌いた後のキッチンは臭いもきつく、ウロコや血で汚れます。嫌になったAさんは、魚を捌くのを止めました。

困った旦那さんは、行きつけの居酒屋でボヤきます。すると店主は「自分で捌けばいいじゃない」と一蹴。

やり方も教えてくれたため、今では旦那さんは釣った魚を自分で調理するようになったそうです。

Bさんの旦那さんは「料理は女性がするもの」と思っていたそう。さらにBさんが作る料理の味付けに、子供を味方につけ、文句を言いました。

旦那さんの母は料理上手。遊びに行くと、たくさんのごちそうでBさん一家をもてなします。あるとき旦那さんは、Bさんの料理への不満を口にします。すると義母はひと言「その〇〇は、お惣菜よ」。

その後旦那さんと子供は、義母から諭され、今では料理に文句を言うこともなくなったのだそうです。

料理に関するエピソードはハッピーエンドばかりではありません。Cさんは毎日のように、料理をはじめとした「ダメ出し攻撃」を旦那から受けていました。

心が折れたCさんが、友人に相談すると「旦那はあなたを、ストレスのはけ口にしているだけ。離婚も考えては？」と言われました。その言葉に背中を押され、Cさんは離婚を決意したそうです。

旦那に限らず、理不尽なダメ出しをする人は、たくさんいます。そのような理不尽には、どのように対処すれば良いのでしょう。

ダメ出しをする人への対処としては、質問返しが有効。料理の味付けについて、ダメ出しをされたら、ではどうすればいいのか聞き返しましょう。重要なのは具体的に聞くこと。「もっと味を濃くしてほしい」と言われたら「何をどのくらい足せばいいと思う？」と詳細に尋ねましょう。

夫婦であっても、味付けの好みは人それぞれ。味付けにダメ出しをする人には、思い切ってセルフスタイルの食事にしてどうでしょう。テーブルに調味料を並べて「濃いのがよければどうぞ」というスタンスで、ストレスを軽減してください。

基本的には「自分がやらないのに、ダメ出しだけする人」の言葉は、無視してしまって構いません。「ならばお好きにしてください」という強気な態度で、ストレスから自身を守りましょう。