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「捨てたら許さないから!」ウソでしょ!?初潮を迎えた私に母が渡してきたのは…

  • 2021.11.2

小6で初潮を迎えた私。母に伝えると「おめでとう」と言ってお祝いしてくれました。それからナプキンを渡してくれたのですが、それを見て衝撃! しかも「これを捨てて、新しいのを買ったら許さない!」とまで言われて……。

初潮を迎えた私に母が渡してくれたのは…

私が初潮を迎えたのは小学6年生のとき。間もなく21世紀を迎えようとする1999年のことです。母に伝えると、「おめでとう!」と言ってお祝いに私の好物を作ってくれました。と、ここまではハートフルでよかったのですが……。

同時に母は、自分が使わなくなって余らせたナプキンを私に渡してきたのです!

当時49歳の母は、43歳のときにすでに閉経していました。わが家は兄2人と両親の5人家族なので、母以外にナプキンを使う人はいません。しかも、母は何でも安いときにまとめ買いをする人。そんな母は、昭和末期から平成初期に購入したと思われる大量のナプキンを、6年も眠らせていたのです!

性能の違いに愕然した母のおさがりナプキン

母のおさがりナプキンは、長方形のコットンで、角に丸みがありませんでした。羽はなく、ショーツに装着するためのテープも真ん中に申し訳程度に付いているだけ。包装も使用済みナプキンを包みやすいように広げられるタイプではなくて、袋状でした。

なにより大きく違うのが、その使用感! まるで厚手の脱脂綿を局部に当てているようなのです! 今のような吸水力に優れた素材が使われているわけではないので、吸収力は期待できないし、肌あたりもサラッとするどころかベタつく感じ……。また、粘着力が心もとなくてズレやすく、推定15~17cmの長さはお尻側までカバーできずに、後ろから漏れていたことがよくありました。

あまりにも使い心地が悪くて母に不満をぶつけたのですが、母はひと言、

「今あるのを捨てて新しいナプキンを買ったら許さないから!」。

約2年かかってなんとか使いきる

母の言うこともわからないわけではありません。あのとき、ナプキンを使えるのは家族のなかで私だけ。私も「使いづらいけど、かといって捨てるのはもったいないな」とは思っていました。なので、なんとか頑張ったのです。どんなに最新のナプキンを使いたいと思っても、購入するのを我慢して……。

私は2年ほどかけて母のおさがりナプキンを使いきり、ようやく念願だった自分の好きなナプキン、最新ナプキンを手にすることができたのでした。

今、使用しているナプキンは、メーカーこそこだわりはないものの、羽つきで20cm程度のものを購入しています。装着面もしっかりしていて後ろもそれなりに長いので、ズレることも漏れることも早々ありません。ベタつく感覚がないので使い心地のよさは段違い! クルっと丸められる包装も、今では当たり前かもしれませんが、使いやすくて便利です。

いつかは迎える閉経。私にも娘がいますが、閉経で使わなくなったナプキンを娘に押し付けるなんてことはしたくありません。そうならないよう、あまり溜め込まず、計画的に購入しようと思います。それと同時に、各メーカーさんの努力のおかげで技術が進化し、ナプキンの性能が高くなったことに感謝です!

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監修/助産師REIKO
文/みそのあかねさん

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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