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レギュラーガソリン価格160円台まで上昇…コロナ禍で外出自粛でも高騰の背景は?

  • 2021.10.31
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経済産業省資源エネルギー庁が発表した2021年10月18日のレギュラーガソリン全国平均価格は、1リットルあたり164.6円でした。前の週より2.5円高くなっており、7週連続で高騰しています。なぜ今、ガソリン価格が上昇しているのでしょうか。

■ガソリンが上昇した背景

ガソリン価格が上昇している要因は、原油や天然ガス、石炭などのエネルギー価格が世界的に上昇していることにあります。また、同時に円安が進んでいることも要因となっています。

円相場は、1米ドルあたり113円~114円台を推移しており、こちらも3年ぶりの円安水準です。過去30年の調査で、レギュラーガソリン価格が160円を超えたことは5度しかありません。現在の水準がいかに高いかが理解できるでしょう。

■ガソリンの供給には規制がある

ガソリンの供給には規制があります。今回、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの産油国でつくる「OPECプラス」が原油の追加増産を見送ったという背景があります。つまり、石油を必要としている国が多いにもかかわらず、石油の生産量が少ないことが今回のガソリン高の大きな原因という訳です。

■コロナ禍の自粛による影響

コロナ禍で公共交通機関の利用を控える流れになりました。足元では、ワクチン普及などの影響もあり、急激に新型コロナウイルス感染症の感染者が減っています。緊急事態宣言が解除されたことで楽観ムードが広がり、今後旅行者が増えるとの予測もあります。

日本だけではなく、世界的にガソリンの需要が高まることが予想されますが、そうすればガソリン価格はさらに高くなる可能性があることを理解しておく必要があるでしょう。

■ガソリン価格上昇が続けば家計に影響も

ガソリン価格の上昇が続けば、自家用車を保有して通勤などに利用している場合、家計に影響が出る可能性があります。2014年には、7ヵ月に渡りレギュラーガソリン価格が160円台を超えていた時期もありました。今後しばらくガソリン高が続くことも想定し、家計のやりくりに気を付ける必要があるようです。

文・勝目麻希

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