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東北の雑貨やお菓子が集まるお店が東京ソラマチにオープン!「東北スタンダードマーケット」

  • 2015.7.24
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東北の暮らしのなかで生まれた食品や工芸品などを集めた、東北随一のおしゃれなセレクトショップ「東北スタンダードマーケット」が「東京ソラマチ」にオープン。初日におじゃましました。

東北のものづくりを世界へ発信するお店です

東武スカイツリーラインとうきょうスカイツリー駅直結。東京スカイツリーのおひざもとにある商業施設「東京ソラマチ」の4階に、7/17(金)に「東北スタンダードマーケット」がオープンしました。

こちらは江戸後期に南部藩おかかえの御用商人としてスタートし、明治・大正時代は魚粕等の卸販売を、そして戦後は文具店として約170年間商売を続けてきた青森県八戸市の会社「金入」が開いた、東北の文化を伝えるセレクトショップ。カラフルな棚が印象的な店内には、東北の暮らしのなかで育まれてきた独自の食品、工芸品、日用品、デザイングッズなどの数々が並んでいます。

本店は2011年の震災直前に「KANEIRI MUSIUM SHOP(カネイリミュージアムショップ)」としてオープン。被災しながらもめげずに営業を続け、その後系列店を仙台、盛岡に出店し、東北で多くの人に愛され、応援されてきました。

そして今回、全国各地はもちろん世界中から人が集まる「東京ソラマチ」に東北文化を発信する拠点を作ろうと、待望の東京初出店を果たしたのです。

青森県南部伝統のカラフルな織物「南部裂織」

「名刺入れスタンダード」(2376円)は、寒冷地のために綿が育たず、貴重だった時代に着古した着物などを細く裂いて糸として再活用した青森県南部伝統の織物「南部裂織(なんぶさきおり)」を用いた名刺入れです。

青森県認定伝統後工芸士の南部裂織作家・井上澄子さんが、「金入」とコラボレーションし、現代風のおしゃれなデザインに仕上げています。

東北各地の伝統こけしが充実

こけしファン必見のこけしコーナーもあります。全日本こけしコンクールで内閣総理大臣賞を受賞した鈴木明工人が作る愛らしい表情のこけしを始め、清楚でキリッとした表情の鳴子系柿澤是伸工人のものや、遠刈田系の佐藤正廣工人のもの、南部系煤孫工人・田山工人ものなど、東北各地の職人が作るこけしがそろっています。

おすすめは、宮城県で発達した開放的で明るい表情が特徴の弥治郎系こけしがすやすやと眠る「木地処さとう えじこ」(4320円)。その表情がなんとも愛らしく、乙女心をくすぐられます。

プレゼントしたくなる東北のおやつ

伝統こけしや、たこが猫に巻きついたインパクトのある山形県の「相良人形」など、郷土玩具をモチーフに描いた、国産小麦100%で作られたクッキーは、食べるのがもったいないくらいのかわいさ。粉の味がしっかりとして、サクサクの食感です。

「pecco」は岩手県内の事業者が立ち上げたお菓子ブランドです。岩手で有名なおやつメーカー数社と協力し、パッケージのデザインを統一して販売しています。花巻市で生まれた海老の雑穀もなか、八幡平市の「かりんとプリッツエ」、盛岡市の「ニックナック」など、少しずつ食べられるようにと小ぶりなサイズがうれしいです。

甘いおやつ以外にも、秋田で古くから伝わるしょっつるという魚醤を鱈で作ってスープにした「タラーメン」(410円)や、青森県深浦町の名産品であるフルーツのように甘い雪にんじんがたっぷり入った「ふかうら雪にんじんミネストローネ」(1026円)など、幅広くそろっています。

お店では「東京ソラマチ」限定品や、現地以外ではここでしか購入できないアイテムも用意されているので、ぜひ足を運んでみてください。

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