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1人で悩まないで! プレママが“帝王切開“の不安を解消する方法2つ

  • 2015.7.24
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【ママからのご相談】

現在妊娠5か月の妊婦です。事情があり、妊娠したときから帝王切開で産むことが決まっています。ただ、初産で手術自体も初めてなこともあり、帝王切開に対して不安があります。 帝王切開でのお産を前向きな気持ちで迎えるためのアドバイスがあれば教えてください。

●A. 帝王切開を前向きな気持ちで迎えるポイントは2つです!

ご相談ありがとうございます。ベビーマッサージ講師のfurahaです。

私も息子を帝王切開で出産したのですが、やはり自然分娩とはまた違った不安がありますよね。「帝王切開は赤ちゃんを安全に産む手段として必要なこと」、頭ではわかっていても、手術をすることに対する不安が残るのは当然のことだと思います。

しかし、実際に帝王切開を経験して感じるのは、

・事前に自分が受ける帝王切開の知識を持ち合せておくことでその不安を減らせる

・自然分娩と同様に、どのような出産を迎えたいかを事前に医師と相談すれば納得のいく出産ができる(医療的に希望が通らない場合もあり)

ということです。

●前向きに“帝王切開”を迎える方法2つ

●(1)帝王切開で使われる麻酔の種類を知る

帝王切開をするママが感じる不安の一つに、「痛みがどれほどあるのか」ということが挙げられると思います。

術中・術後の痛みを和らげるために麻酔が使用されます。帝王切開に使われる主な麻酔は以下の2種類です。

●ー(a)腰椎麻酔

背骨と背骨の間から細い注射針でクモ膜下腔に麻酔薬を注入し、脊髄からでる神経を一時的にしびれさせる局所麻酔。

持続時間が短いので、手術が長引く場合は他の麻酔方法が併用されます。

●ー(b)硬膜外麻酔

脊椎の硬膜外腔にカテーテルを挿入し、麻酔薬を注入し神経を一時的にしびれさせる局所麻酔。

手術中でもカテーテルを介して麻酔薬の投与が可能なため、長時間の手術が可能です。また、注射の際に背中に入れておいた細い管を通して少しずつ体に麻酔薬を入れることで、術後も痛みを和らげることができます。

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上記2種類の麻酔は帝王切開で一般的に使われている局所麻酔(胸から下だけに効く麻酔)であり、緊急性を要する帝王切開の場合は医師の判断で全身麻酔になる場合もあります。

また、硬膜外麻酔に関してはできる病院とできない病院があり、母体の状況によっては希望の方法が通らない場合もあります。

麻酔は人によって効き方や副作用の出方も違うと言われているので、詳しくは医師の説明を聞く必要があります。とはいえ、麻酔についての知識を持っておくことで、痛みに対する不安を少なくすることができるのではないでしょうか。

●(2)帝王切開でもバースプランを立ててみて!

ご相談者様のように予定帝王切開の場合、バースプランをご自分なりに考えられることも、出産への不安を取り除く一つの方法だと思います。

帝王切開でも、局所麻酔で産む場合は意識がはっきりとしているので、ママも赤ちゃんが産まれた瞬間がわかります。立会い出産や出産後のカンガルーケアが可能な病院もあるので、希望される場合は聞いてみましょう(赤ちゃんの状態が危険であると医師に判断された場合、カンガルーケアができないこともあります)。

また、帝王切開といえば、「出産後に子どもと別々にないといけない」というイメージがあるかもしれません。しかし、何日後から母子同室になるかということも病院によって異なり、赤ちゃんが健康な状態であれば出産した日から母子同室にしてくれる病院もあります。希望される方はそのような病院を選ばれるといいでしょう。

上記はほんの一例ですが、自分がどのようにして出産を迎えたいのか、ぜひしっかりと考えてみてください。

不安な気持ちを1人で抱え込まずに、ご家族などに相談されるのも良いかと思います。

もちろん、母子共に安全に出産を終えることが最優先であるため、最終的には医師の判断によって決まります。しかしながら、希望がある場合は伝える、もし希望通りにすることが難しいのであれば医師から納得のいく説明をしてもらう、ということが重要です。

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どんな形で産まれてきたとしても、出産は大切なわが子がこの世に誕生するかけがえのない瞬間であることに変わりはありません!

不安も多いかと思いますが、その瞬間を前向きに迎えられるように、心の準備をしていけるといいですね。

【参考リンク】

・帝王切開Q&A | 帝王切開ナビ

●ライター/furaha(ベビーマッサージ講師)

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