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格差婚で大黒柱ではなくなった男性の本音

  • 2021.10.30

昭和や平成の初期は一家の大黒柱といえば男性という考えが浸透していました。

しかし、時代は令和。
大黒柱に性別は関係ないですし、大黒柱という考え方自体が古いものになりつつあるかもしれません。

今回は格差婚で、一家の大黒柱ではなくなった男性の本音を聞いてみました。

好きな仕事に打ち込めて幸せ

「妻は某総合商社勤務でバリバリに働いているキャリアウーマン。
僕はフリーランスでデザイン関係の仕事をしています。
妻とは仕事で関わることがあって、何度か顔を合わせているうちに、お互い自分にない部分に惹かれて付き合い始めました。
正直僕は売れているデザイナーではないので、妻との収入格差はかなりあったんです。
『向こうは結婚相手としては見てないだろうな』と思っていたら、妻のほうから逆プロポーズしてくれました。
僕は収入の差が気になっていたんですが、『デザインの仕事をしている、あなたが好き』って言ってくれて。
その後は結婚して現在に至るんですが、いまは妻が稼いでくれているので、好きな仕事に思いっきり打ち込めて幸せです。
金銭面でのストレスがないぶん、仕事がはかどって、僕も前より収入が増えましたよ」(Uさん30歳/デザイン関係)
妻のほうが収入が多いことで、経済的な心配をしないで好きな仕事に打ち込めるケースもあるようです。
収入の格差はお互いが納得していれば、問題はありません。

正直肩身がせまい

「妻との出会いは病院です。
妻が医師で僕はその患者という関係でした。
相手にされるわけないと思いつつ、ダメ元でアタックしたら、なぜか成功。
3年付き合って結婚しました。
基本的には仲よくやっていますが、妻は親の病院で働いていて高収入。僕は中小企業のふつうの会社員です。
収入はかなりの開きがあります。
妻はなんとも思ってなさそうなんですが、僕自身はかなり劣等感みたいなものを感じますね。
『内心では収入の少ない僕を見下している』とか考えてしまうんです。
ちょっとお高い買い物をしたいときや、レストランで食事をしたいと思っても、なかなか口に出せません。
『あなたそんな稼ぎあるの』なんて言われそうな気がしちゃって……。
かなり僕の被害妄想なんですけど……」(Kさん33歳/総務)
収入の格差が劣等感につながってしまうことも。
「家計を支える大黒柱は男性がなるべき」のような意識があると、自分のほうが収入が低い状況に息苦しさを覚えるケースもあるようです。

頑張ろうと思う

「5歳年上の妻とは同じ業界で働く、先輩と後輩の関係でした。
キャリアも実力も年上の妻のほうがぜんぜん上なので、必然的に僕のほうが、収入は下になってしまっています。
いわゆる格差婚ですが、妻のほうが収入が上なのが情けないとは思っていません。
でも同じ業界で働いている以上、仕事上では妻は目標でありライバルなんです。
早く実力も収入も追いついて、いつかは追い抜きたいって思っています。
妻は『あんたになんかじゃ絶対に追いつけないよ』って冗談めかして言ってくるんですけど、挑発されると余計燃えますね」(Mさん27歳/インターネット関連)
妻のほうが収入が上である状態が、発奮の材料になる人もいます。
卑屈になってしまうより健全な考え方ではないでしょうか。

まとめ

今回は格差婚で大黒柱ではなくなった男性の本音をリサーチしました。
格差婚を歓迎している人もいれば、劣等感になる人も、「追い抜こう」と発奮材料にする人もいます。
結婚して夫の収入が自分より低い場合は、夫を卑屈にさせない心遣いが、円満な夫婦関係を築く秘訣でしょう。
(大船くじら/ライター)


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