1. トップ
  2. ファッション
  3. 大人の都市型モビリティ。街乗りが愉しくなる話題のe-bike「VanMoof」を体験レポート

大人の都市型モビリティ。街乗りが愉しくなる話題のe-bike「VanMoof」を体験レポート

  • 2021.10.29
  • 3265 views

環境に対する配慮からヨーロッパで人気爆発中のe-bike。なかでも世界中でファンを魅了しているのが、オランダ発のブランド「VanMoof(バンムーフ)」です。
現在開催中の「DESIGNART TOKYO 2021」を訪れたところ、会場間移動に使えるオフィシャルバイクに採用されていたVanMoofを発見! 発売以来気になっていたのでこの機会に試乗してみました。実際に体験した乗り心地をレポートします。

「VanMoof」は、自転車大国オランダ発のe-bike(電動アシスト付き自転車)ブランドです。
2017年に日本に上陸すると、見た目のスマートさや利便性などから、サイクリストやシティーワーカーから支持を受け、現在国内に2000人ほどのユーザーがいるといいます。
過去の紹介記事→https://harumari.tokyo/55521/

他のe-bikeとは一線を画すデザイン

種類はS3と小型のX3の2種類。S3は身長170cm以上の大柄な人向けですが、新モデルであるX3は、小柄な日本人向け! 確かに海外メーカーの自転車はかなり大きく、かっこいいけど乗りづらいというジレンマが否めなかったのでこれは嬉しいニュースです。
カラーはダークとライトの2色展開で、DESIGNART TOKYOの期間中は、アーティストの大塚健氏が手がけたオリジナルのロゴがチューブにレイアウトされています。
柔らかいニュアンスカラーのマットな車体は、洋服とのコーディネートするのがおすすめ。ファッション性の高さは人気の鍵といえそうです。

自転車にそこまで詳しくない筆者は、e-bikeはいかにもスポーツタイプの見た目だと思っていたので、ミニベロ風のX3は親しみを感じました。ブランドロゴが主張されていないので、無駄のない秀逸なデザインが魅力です。

また、電動自転車といえば、大きいバッテリーが付いていて、いかにも重たそうな印象を持っていましたが、VanMoofは一見、どこにバッテリーが付いているのかわからないのもポイント。思わず本当に電動自転車か疑ってしまうほどスリムです。

本体のフレームの内部に細長いバッテリーが収納されているので、見た目のすっきり感が際立ちます。
ハンドルの左側の、ブレーキの付け根あたりにある、丸いボタンが電源です。電源を入れると音が鳴り、車体のフレーム上にディスプレイが表示されます。音とライトで文字が浮かび上がる様は、なんだか近未来感があります。

見た目の美しさはさることながら、VanMoofは防犯機能の高さも強みです。鍵は後輪に付いているシルバーのボタンを押すことでロックされます。解除をするには、電源ボタンを押して暗証番号を入力する仕組みです。無くしがちな自転車の小さい鍵を持ち歩いたり、タイヤにチェーンをかけたりする必要がないのは自転車ユーザーには大変心強いのではないでしょうか。見た目だけでなく、機能も洗練されています。

持ち主以外の人間に勝手に動かされたりすると、ドクロマークと大音量のアラームが鳴って周囲の人に知らせてくれます。Harumari Inc.

どこまでも一緒に走っていけそうな快適さ

160センチの筆者に、X3はぴったり。サドルを一番低い状態にして、足の半分がつくくらいのサイズ感です。止まった時も両足でしっかり支えられるので倒れてしまいそうな恐怖感はありません。Harumari Inc.

ペダルをひと漕ぎ……軽い! 足を乗せた途端、一気にグーンと進むことに驚きました。筆者は電動自転車に乗り慣れていないので、普段乗っている自転車の感覚でペダルを漕ぐと怖いくらいスピードが出てしまいました。平らな道でも、ペダルをほとんど漕ぐことがなく進むので、急勾配の坂道でも楽に登れてしまうだろうと想像できました。
会場となる表参道・青山エリアに限らず、東京って意外と坂が多いですよね。近所は坂が多いという方にはぜひこの快適さを味わってほしいものです。

オプションでカゴも付けられるので、リュックスタイルでない人でも大丈夫。買い物の荷物も入れられるので、普段使いしやすいです。

VanMoofに乗ってみて、改めて自転車の素晴らしさに気付きました。電車のような混雑もなく、徒歩よりも圧倒的に早くてスムーズなところ。加えて、e-bikeだとアシスト付きで楽に走行でき、疲れ知らずなところも魅力的です。車なら通り過ぎてしまうような場所も自転車だと簡単に立ち寄れるし、遠いと思っていた距離が近く感じられるような気がしました。知らなかったスポットとの出会いもあるはずです。見た目、機能性ともにスマートに乗りこなせる都市型自転車VanMoofは日常の行動範囲をグッと広げてくれそうです。

VanMoofブランドストア東京
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3丁目26−3
元記事で読む
の記事をもっとみる