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小田原文化財団 江之浦測候所で、クリスチャン・マークレーがサウンド・パフォーマンスを開催。

  • 2021.10.28
(c)小田原文化財団
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現代美術作家の杉本博司が、構想から20年の歳月をかけ、2017年に開館した小田原文化財団 江之浦測候所は、ギャラリー棟、野外の舞台、茶室などで構成され、類い稀なる景観と壮大なランドスケープからは四季折々の変化を肌で感じることができる。人類とアートの起源に立ち返り、国内外へ伝統芸能から現代アートまで幅広い文化芸術を発信していくことをミッションとしている。

2019年からは、現代アートプロジェクトをスタート。第2弾はクリスチャン・マークレーを招聘し、5人の音楽家やパフォーマーとともに即興音楽を創り出す、2日限りの貴重なパフォーマンスを実施する。

クリスチャン・マークレーは、80年代初頭にターンテーブルとレコードを楽器として用いて音楽を創り出す、ターンテーブル奏者の先駆者として脚光を浴びた。90年代以降は、音をはじめさまざまな素材をコラージュするコンセプチュアルな作品を発表。近年では、イタリア・ヴェニスやイギリス・ハダーフィールドで、身近なものが生み出す音を用いたプロジェクトを公開している。

江之浦測候所で行われる今回のイベントでは、世界の隅々に潜在的な音を見出してきたマークレーの活動を、日本のパフォーマーたちとのコラボレーションを通じて紹介。5名のうち大友良英や巻上公一とはこれまでも長年にわたり共演してきており、鈴木昭男、山崎阿弥、山川冬樹とは今回が初めてのコラボレーションとなる。大友と鈴木、山川はマークレーとの即興的なセッションを行い、巻上、山崎はその作品をスコアに演奏する予定だ。

クリスチャン・マークレー Photo by The Daily Eye
クリスチャン・マークレー Photo by The Daily Eye
(c)小田原文化財団
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小田原文化財団 現代アートプロジェクト vol.2「クリスチャン・マークレー《Found in Odawara》」

日時/11月27日(土)、28日(日)13:30~16:30

チケット発売日/10月29日(金)10:00~、小田原文化財団公式HPにて発売

会場/小田原文化財団 江之浦測候所(神奈川県小田原市江之浦362-1)

料金/3,300円

https://www.odawara-af.com/

Text: Aya Hasegawa

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