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【南山田】森の中の長〜い参道には迫力の古木や動物の彫刻も!山田神社

  • 2021.10.28
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中原街道を東山田駅方面から仲町台へ向かって歩いていると、右手の森がずっと気になっていたのですが、先日何気なく目で辿っていると先端には山田神社の一の鳥居が。

もちろん以前から山田神社は認識していましたが、あの広そうな森を抱えるくらいの大きな神社とは思っておらず、興味が沸いたので参拝へ。

グリーンライン東山田駅からは徒歩15分ほどです。駅から出たら左に進みます。

出典:リビング田園都市Web

こちらの百石橋西側交差点を渡って、左折したら直進です。

出典:リビング田園都市Web
出典:リビング田園都市Web

近くにバス停も。神社のすぐ脇のお地蔵さんには「百万遍」の文字が見えます。

一際目立つ一の鳥居
出典:リビング田園都市Web

一の鳥居はとても迫力があり、重厚感が漂っています。

出典:リビング田園都市Web
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出典:リビング田園都市Web

石段を上るとすぐに狛犬が。阿形の台座には「徳神」、吽形には「洽潤」と彫られています。「洽く潤す」は分かりますが、「徳神」とは…?しばし考えましたが思い付きませんでした。

出典:リビング田園都市Web
出典:リビング田園都市Web
出典:リビング田園都市Web

拝殿が見えないほど参道が長い!2,300メートルはありそうな上、左右とも木々に囲まれているので、思わず散歩気分になってしまいそうです。

出典:リビング田園都市Web

進んでいくと横浜市の文字が入った札が。

後で横浜市のHPを調べると、こちらの「源流の森保存地区」は、郊外部の良好な樹林地の保存を図る目的で指定されているそうです。私は、近くに源流があるのかと勘違いして付近を散策してしまいました…。

出典:リビング田園都市Web
出典:リビング田園都市Web

そしてこちらの「名木古木」は、故事来歴などのある樹木に対して潤いのある市民生活を維持する等の目的によるものだそうで、山田神社にも数本ありました。どれもかなりの樹齢でしょうか。張り出した根や立派な幹に凄みすら感じます。

出典:リビング田園都市Web

これだけ木に囲まれた長い参道もなかなか無いのでは?

出典:リビング田園都市Web
出典:リビング田園都市Web

突如、牛とねずみの石造物が現れました。

出典:リビング田園都市Web
出典:リビング田園都市Web

牛は精巧ですが愛嬌も感じます。お隣の2匹のねずみは今にも走り出しそうです。十二支全部あるのかな?と思ったのですが、確認出来たのはこの2つ。この辺りの言い伝えなどに由来しているのでしょうか。

出典:リビング田園都市Web

もう少し進んだところには亀が。

出典:リビング田園都市Web

大きな亀はどことなくユーモラスな表情ですが、手前の子亀がとにかくリアルでびっくりしました。賽銭も入っていたので私も入れました。左奥の祠には丸い玉が入っていました。

出典:リビング田園都市Web

やっと拝殿が見えてきました。手前には、最後の鳥居ともう一組の狛犬登場です。

出典:リビング田園都市Web

こちらの狛犬は所々赤く縁取られていて凛々しいです。阿形の裏には改元記念の文字が。昭和から平成に変わった時のものなので、もう30年以上前のことですね。それが更に改元しているなんて…でも神社の歴史に比べればほんの短い期間なのでしょう。

出典:リビング田園都市Web
出典:リビング田園都市Web
出典:リビング田園都市Web

こちらは境内の名木古木、ケヤキとエノキです。ずっしりこの地に根を張っているのが良く分かります。

出典:リビング田園都市Web
神社なのに鐘が!?
出典:リビング田園都市Web

拝殿の左手には、神社なのになぜか鐘が。若干の違和感もありますが…お正月に鳴らしたり出来るのでしょうか。

出典:リビング田園都市Web

由緒が彫られた碑もあったのでざっと読んでみました。この辺りは勝景として知られていたようです。間断なく木に囲まれているため周囲の景色はあまり見えなかったのですが、石段がちょいちょいあったので、高い位置まで上ってきているはずと考えれば、眺めの良さも納得です。

そして碑によると、先程の鐘は神社合祀による神仏混淆の名残のようです。かつては村の非常用警報所としての役割も担っていたとのことです。重量100貫ということは375kg!こういうのってどうやって吊るすんでしょう。支えているのもすごい。

出典:リビング田園都市Web

鐘の脇を通り過ぎると奥に力石がありました。手前に一円玉が沢山置いてあります。若者が競って持ち上げて神に披露したそうで、「重量三捨貫六」の後はちょっと読めなかったのですが、100kg以上はあります。それを頭の上まで持ち上げた人がいたとか。鐘と言い、普段目にしない「貫」の単位が新鮮に感じました。

出典:リビング田園都市Web

拝殿(左)と本殿(右)を横から見たところです。

市の指定有形文化財の本殿
出典:リビング田園都市Web

本殿についての説明も。普段入れないところなので写真付きの説明はありがたいです。精巧な彫刻が多用されているらしく、その美しさを見てみたいものです。

出典:リビング田園都市Web
出典:リビング田園都市Web

拝んだあと、扁額の周りに貼ってある「奉拝」のお札を眺めていて気づきましたが、最初の狛犬の台座に彫られた「徳神」も、逆から読んで「神徳」なのでは?と。御神徳って言いますよね。勝手にスッキリしたところで、振り返ると…。

絵馬を掛けるところに注目です
出典:リビング田園都市Web

間近で見ていた時には全く気づきませんでしたが、「山田」の文字になっているんです!何だか親しみが湧いてきました(笑)。

山田神社は様々な石造物や長い参道、木々に囲まれた環境なども相まって、神秘的なところでした。冬は山茶花が見られるようなので、そちらも楽しみにしたいと思います。

■山田神社 住所 横浜市都筑区南山田町3795 アクセス 市営地下鉄「東山田」駅下車10分 市営バス302系統・東急バス「宮の下」下車 https://www.city.yokohama.lg.jp/tsuzuki/shokai/midokoro/midokoro-13.html

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