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子育て世帯の介護、子供への影響は?ダブルケアならではの悩みとは

  • 2021.10.28

この記事では、介護をおこなう子育て世帯ならではの悩みをご紹介します。また、介護をすることで考えられる、子供への影響もお伝えします。育児と介護のダブルケアは、誰にでも起こりうる問題です。子育て世帯の皆さんは、ぜひ参考にしてください。

ダブルケアにより、子供との時間が減ってしまう

介護と育児を両立していると、育児だけをしている家庭に比べると、どうしても子供との時間が減ってしまいます。そのため、子供に影響を与えてしまうこともあり、頭をかかえる親も多いようです。

子供が精神的に不安定になってしまうことも

介護者でありながら、子供たちにとってはママでもあるため、子供たちはママが忙しそうでも、自分たちとの時間を確保してほしい、一緒に遊んでほしいという気持ちもあるでしょう。そのためママとの時間が減ってしまうと、気持ちが不安定になってしまう子供も少なくありません。

認知症の方に対して、不安を感じる

認知症の方は、突然大声を出したり、周りの人のことがわからなくなったりと、大人でも対応に戸惑うことも多いです。そのため、子供たちは認知症の方に対して不安を感じることもあります。

優先順位を決めておくことも大切

同じ家族に対して、優先順位を決めるということに少し抵抗があるかもしれませんが、各家庭によって状況はさまざまです。介護者が一人しかいない場合、対応できることに限りがあります。介護者なりに育児優先する場合、介護を優先する場合と決めておくことで、対応しやすくなることもあるでしょう。

母親の精神的苦痛は子供にも伝わる

子供たちは親を良く見ているため、親が精神的苦痛を感じていることは、子供たちにも伝わります。「ママが可哀想」と感じることも多いようで、その感情の矛先が要介護者やパパへ向いてしまうことも少なくないようです。

結婚や介護に対するイメージが悪くなってしまうことも

子供たちが、パパが介護や育児に協力的でない、要介護者からママへの感謝の気持ちがないという認識を持ってしまうと、結婚や介護に対して負のイメージを持ってしまうこともあるでしょう。ママが介護や育児を理由に仕事を辞めたとなると、「家族のために仕事を辞めた」「ママが犠牲になっている」という印象を子供たちに与えてしまうこともあります。

介護を理由に、ほかを犠牲にする必要はない

介護を理由に、仕事や子供たちとの時間を犠牲にするよりも、さまざまな支援制度や介護サービスを上手に活用して、みんなが幸せになれる選択をしてみましょう。

介護サービスを利用し、子供との時間を確保

デイサービスや訪問介護などの介護サービスを利用することで、ママの負担が軽減し、子供たちとの時間も確保できます。すべてを一人でしようとせずに、周りの力を借りることで、自分も子供たちも笑顔になれる時間を作ってみてはいかがでしょうか。

また、離職を考えているママも、介護や育児のための休業制度もあります。勤務先の休業制度を確認し、上手に活用しましょう。

家族との時間や、自分の時間を大切にしよう

介護も育児も大切ですが、何より大切なのは、家族が笑顔で過ごせて、自分も健康的な生活が送れることではないでしょうか。サービスを利用することに、うしろめたさを感じることはありません。みんなが幸せでいられる選択をして、大切な時間をすごしましょう。

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