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子育てと介護のダブルケアは、家族の協力が不可欠。上手に負担を分散

  • 2021.10.27
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この記事では、子育てと介護のダブルケアが引き起こす家族への負担や、その負担を軽減する方法をお伝えします。ダブルケアラーは年々増加傾向にあるため、社会問題としても重要視されています。誰にでも起こりうる問題なので、ぜひ参考にしてください。

子育てと介護の両立で、家族の負担は倍増?

子育てと介護、どちらか片方でも家族への負担は大きいのに、両方を同時におこなうダブルケアラーの負担は想像を絶するものでしょう。ここでは、ダブルケアラーが抱える負担をお伝えします。

核家族が増えたことで、負担が大きい

晩婚化や少子化が重なり、現代の日本では、子育てと介護が同時にやってきてダブルケアをこなさなければならない方が増えつつあります。また、家族の在り方にも変化が見られ、核家族が多くなっているため、ダブルケアによる家族への負担も大きくなってしまうのです。

子育てと介護の気の抜けない日が続く

子育てと介護は、乳幼児や要介護者から目が離せず、気の抜けない日々が続くため、介護者の精神的負担は大きいでしょう。ある調べでは、主に介護している人は一人という結果も出ており、多くは母親であり、介護者としての役目も担っているという方が目立ちます。

家族の介護に限界を感じる方も多い

身近な家族を介護することに、精神的な疲労が募り、限界を感じている方も少なくはありません。

いつまで続くかわからない介護

ある調べでは、家族の介護における悩みをアンケート形式で調査したところ、一番多かったのが「精神的に疲れる」、次いで多かったのが「介護がいつまで続くかわからない」という結果でした。先の見えない介護に、いつまでこの生活が続くのかと限界を感じてしまう方がいるのも現実です。

約8割が、ほぼ一人で介護をしている

家族の介護をしている人の8割が、ほとんど一人で介護をしていることもわかっています。そのため、周りへ相談することもなく、一人で苦痛や悩みを抱えている方も少なくはありません。悩みを一人で抱える事は、介護者の孤立や介護うつの原因にもつながります。家族の介護はできるだけ周りが協力し、主な介護者をサポートすることが大切です。

突然始まるダブルケア、家族でどう備える?

介護は突然始まります。子育て世帯は、いつダブルケアが始まってもおかしくない環境なのです。その日がくるまでに、家族で備えられることはあるのでしょうか。

自治体の相談窓口へ相談

両親がまだ元気な状態でも、介護予防の相談が可能です。事前の情報収集は何より心強いお守りのような存在です。突然、介護をする日が来ても、事前に介護の知識を得ていることで、慌てずに対応できるでしょう。

家族、きょうだい間で話し合う

家族だけでなく、きょうだいも一緒に、介護の負担を分担できるよう事前に話し合いをしておくことも大切です。きょうだいが遠方に住んでいて、直接的な介護のサポートができなくても、金銭面をサポートしてもらうなど、方法はさまざまです。

介護はいつ始まるかわからない、元気なうちに相談を

介護は子育てと違い、いつ始まるかがわかりません。両親が元気だからと安心せずに、万が一の場合に備えて相談をしておくと安心です。介護者を一人に決めてしまうのではなく、家族みんなでサポートできるよう、事前の心構えをしておきましょう。

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