「雑ざる」は「ざつざる」ではありません！読めたらスゴい難読漢字、正解は...？

小学校で習う簡単な漢字でも、学校では教えてくれない読み方がある事をご存知でしょうか？

そのような読み方のほとんどは「表外読み」と言われている読み方です。

「表外読み」には、例えば「故に（ことさらに）」や「威す（おどす）」などがあります。

今回ご紹介する漢字「雑ざる」もそのパターンのひとつです。

さぁ、いったいなんと読むのでしょうか？

「雑」は「雑用（ざつよう）」の「ざつ」や「雑巾（ぞうきん）」の「ぞう」と読まれることが多い漢字ですよね。

さっそく例文を元に「雑ざる」の読み方を考えてみましょう！

「この物質はよく水と雑ざる」

読み方が分からない漢字でも、例文を見ると、なんとなく分かってくるのではないでしょうか？

それでは正解を発表します！

正解は「まざる」でした！

さっそく「雑ざる（まざる）」を辞書で調べてみましょう！

「雑ざる（まざる）」と同じ意味の「交ざる・混ざる（まざる）」で辞書を引いてみると

異質のものや二つ以上の要素がまじった状態になる（なって一体化する）。まじる。表記「雑ざる」とも書く。

出典：山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之編、『新明解国語辞典』（第八版）、三省堂（2020年11月20日第八版発行）p.1472

同じ意味や読み方でも、3つの表記があるということに、驚いた方も多いのではないでしょうか。

「雑種（ざっしゅ）」「雑食（ざっしょく）」という言葉があるように、「雑」には「主のもの以外」という意味があります。

その意味から考えると「雑ざる（まざる）」と読むのは、納得のいく読み方ではないでしょうか。

いかがでしたか？

「雑ざる」は「まざる」と読みます。

他にも、簡単そうで読めない漢字はたくさんあります。

気になった方はぜひ調べてみてくださいね！