世の中には、簡単に読めそうで読めないような漢字がたくさんあります。
今回ご紹介する「為人」もその一つ。
「為」は「為(ため)」や「為り(なり)」、「人」は「人(ひと)」や「人生」の「じん」と読むことが多いですよね。
それではこの「為人」はいったいなんと読むのでしょうか?
「為人」の読み方!
「ためひと」と読んでしまいそうですが、残念ながら不正解です。
漢字に自信がある方でも、今回はかなりの難問です。
当てられたら本当に凄いです!
それでは正解を発表します!
正解は「ひととなり」でした!
「為り(なり)」や「人(ひと)」と読むのに対して、「ひととなり」は全く逆の読み方をしています。
とても不思議な読み方だとは思いませんか?
「為人」の意味
さっそく「為人(ひととなり)」を辞書で調べてみましょう!
「為人(ひととなり)」と同じ意味の「人となり・為人・為性(ひととなり)」で辞書を引いてみると
【人となり・為人・為性】生まれつきの(すぐれた)性質。表記 古来の用字は「性・天性・天生」
出典:山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之編、『新明解国語辞典』(第八版)、三省堂(2020年11月20日第八版発行)p.1321
想像よりも簡単な意味でしたね!
「為人(ひととなり)」の使い方の例としては
「採用面接では、その人の為人がわかる質問をする」
というような使われ方をします。
まとめ
いかがでしたか?
「為人」は「ひととなり」と読みます。
このように漢字には、まだまだ面白い読み方や驚くような読み方が沢山あります。
気になった方は他にも調べてみてくださいね!