今回ご紹介する漢字は「力める」。
漢字そのものは簡単ですが、読み方は少し難しいですよね。
誰もが一度は聞いたことのある言葉ですよ。
さて、一体なんと読むのかわかりますか?
「力める」の読み方!
では、早速「力める」の読み方を発表します。
「ちからめる」と読んだ方は、不正解!もちろん「りきめる」でもありませんよ。
ヒントは、「つ」から始まる言葉です。
「つ○める」と読みます。○に当てはまる字を考えてみてくださいね。
「問題の解決に力める」や「学業に力める」といった使い方をすることが多いでしょう。
答えを聞けばきっと「聞いたことがある!」となる言葉のはずです。
さあ、読み方はわかりましたか?
正解は「つとめる」でした!
「力める」の豆知識
では、「力める」とはどういう意味なのでしょうか。
事をなしとげようとして力を尽くす。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.1149
普段は「努める」や「勉める」と書く言葉ですね。どの漢字で書いても意味は同じです。
ところで、「つとめる」と読む漢字にはほかにもいろいろとありますよね。
使い分けはきちんとできていますか?
職場での仕事を続ける場合は、《勤》を用いる。
役割を果たす場合は、《務》を使う。
がんばって行う場合は《努》を用いる。
無理してがんばる場合には《勉》を書くこともできる。
ちからを尽くすことを強調したい場合には《力》を使ってもよい。
出典:円満字 二郎、漢字の使い分けときあかし辞典、研究社(2016年5月20日版)p.339
これを機に、使い分けができるようになっておきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
「力める」は「つとめる」と読みます。
あまり使うことはないかもしれませんが、力を尽くすことを強調したいときはあえて「力める」を使ってみてはいかがでしょうか?