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「離離」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は...?

  • 2022.4.12
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今回ご紹介する漢字は「離離」。

漢字から想像するのは難しい、ちょっと変わった読み方ですよ。

今回は4文字で読み方を考えてみてくださいね。

さて、一体なんと読むのかわかりますか?

「離離」の読み方!

では、早速「離離」の読み方を発表します。

「りり」や「はなればなれ」とも読みますが、今回は4文字の読み方なので不正解!

日常生活ではあまり使いませんが、古い小説や物語を読んでいるとときどき「離離」が出てきます。

源氏物語でも「離離に、とだえ置かむ折こそは、さやうに思ひかはる事もあらめ」のように使われている言葉です。

「離れ離れ」と書くこともありますよ。

4文字のうち、2文字はわかりましたね。残り2文字はいったいなんでしょうか?

そろそろわかってきた方もいるでしょう。

そう!正解は「かれがれ」でした!

「離離」の豆知識

では、「離離(かれがれ)」とはどういう意味なのでしょうか。

手紙や歌のやり取りが途絶えがちなときに使う言葉です。多くは、男女の仲が疎遠になるときに使います。

ちなみに「りり」と読む場合は、穀物の穂が実ることで垂れ下がっていたり、草木が生い茂っていたりする様子を表します。

「はなればなれ」と読む場合は、次の意味になります。

互いに離れた状態になること。ちりぢり。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.1419

 

「離離」には「かれがれ」「りり」「はなればなれ」の3つの読み方がありますが、読みによって意味が違うのですね。

まとめ

いかがでしたか?

「離離」は「りり」や「はなればなれ」以外に「かれがれ」と読みます。

歌の世界では、草木の元気がなくなっている「枯れ枯れ」とかけて使うことが多いそうです。

使用頻度はあまり高くない言葉ですが、「離」は身近な漢字なのでぜひ「かれがれ」の読み方も覚えておいてくださいね!