今回ご紹介する漢字は「憤る」。
「いきどおる」と読むことが一般的ですが、実はほかにも読み方があるのです。
今回は4文字で読み方を考えてみてくださいね。
さて、一体なんと読むのかわかりますか?
「憤る」の読み方!
では、早速「憤る」の読み方を発表します。
「ふんる」と読んだ方は、不正解!
ヒントは、小さな子どもが思うように動いてくれないようなときに使う言葉です。
スーパーやおもちゃ屋さんで「おもちゃ買うのー!」と憤っている子どもを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
憤り始めるとその場に寝転んで動かなくなることもあるので、なかなか大変です…!
「む」から始まる4文字の言葉を考えてみてくださいね。
そろそろ読み方はわかりましたか?
正解は「むずかる」と「むつかる」でした!
「憤る」の豆知識
では、「憤る」とはどういう意味なのでしょうか。
幼児などが機嫌を悪くして泣く。また、すねてだだをこねる。むつかる。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.1694
小さな子どもが機嫌を損ねると行きたいところにも行けず大変ですよね…。
だだをこねている子どもは見ている分には可愛いですが、親はつらい思いをするものです。
ちなみに、似ている言葉に「むつける」があります。
知っている方は普通に知っている言葉ですが、こちらは実は方言です。
東北地方で使われている言葉で、機嫌を損ねるという意味になります。
「憤る」と似ていますね。漢字では「憤ける」と書くので、語源は一緒かもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
「憤る」は「むずかる」や「むつかる」と読みます。
普段は「いきどおる」と読むことがほとんどです。
もし出かけ先でだだをこねている子どもをみかけたら、このような読み方も思い出してみてくださいね!