今回ご紹介する漢字は「現世」。
「げんせ」や「げんせい」と読むことができる、簡単な漢字を組み合わせたものですが、この2つ以外の読み方を考えてみてください。
さて、一体なんと読むのかわかりますか?
「現世」の読み方!
では、早速「現世」の読み方を発表します。
今回は、4文字で読み方を考えてみてくださいね。
「現」は少し難しい読み方で「うつつ」と読みます。これに「世」の音読みである「よ」を足した読み方に似ていますよ。
さあ、そろそろ読み方がわかってきたころでしょうか?
正解は「うつしよ」でした!
「現世」の豆知識
では、「現世(うつしよ)」とはどのような意味なのでしょうか。
この世。人の世。現世。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.167
現在の世の中のことを意味する言葉ですね。
ちなみに、「げんせい」と読む場合は、以下のように少し意味が変わります。
①げんせ
②地質時代区分の1つ。新生代第四紀の末期にあたる、約1万年前から現代まで。完新世。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.555
「げんせい」と読む場合は、地質時代の末期という意味もあるんですね。
ちなみに、「げんせ」は次のような意味となります。
①現在の世の中。げんせい。
②仏教で、三世の一つ。この世。げんぜ。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.555
「うつしよ」と「げんせ」、「げんせい」は似ている意味があるものの、それぞれ違う意味もあることが特徴です。
まとめ
いかがでしたか?
「現世」は「げんせ」「げんせい」の他に「うつしよ」と読むことができます。
それぞれの意味が違ってきますので、ぜひ知っておいてくださいね!