今回、ご紹介する漢字は「撚る」。
手偏(てへん)に「然」で構成された漢字に、送り仮名の「る」がついています。
読み方は2通り。
1つ目は、「捻る」とも表記できる、「撚る(ひねる)」という読み方。スイッチやコックを「撚る(ひねる)」という使い方をします。
それでは2つ目の読み方は、一体何でしょうか?
「撚る」の「ひねる」以外の読み方とは?
では、2つ目の読み方の発表です。
「もえる」と読んだ方は、不正解! 「燃える(もえる)」に似ていますが、旁(つくり)が違うのです。
ヒントは繊維を加工する際に使う言葉。
正解は「よる」でした!
「撚る」の意味は?
では、改めて「撚る(よる)」を調べてみましょう!
〔繊維など、細長いものを丈夫にするために〕逆方向に回すような力を、両端から繰返し繰返し加える。「糸をー/腹の皮をー〔=大笑いをする〕」
出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p.1623
繊維を撚る(よる)光景を思い浮かべると、スイッチやコックを「撚る(ひねる)」様子とリンクしますよね。
ちなみに「撚る(よる)」も「撚る(ひねる)」も同じ送り仮名になるので、文脈から判断するしかないようです。
まとめ
いかがでしたか?
「撚る」は「ひねる」の他に「よる」とも読みます。
ぜひ、この機会に「撚る」の読み方を覚えて、ご友人やご家族との話のネタにしてみてください!