今回ご紹介する漢字は「憚る」。
「忌みはばかること」や「遠慮すること」を意味する「忌憚(きたん)」は目にするケースは多いですよね。
そんな「憚」という字に送り仮名「る」が付くと、一体なんと読むのでしょうか?
「憚る」の読み方!
では、早速「憚る」の読み方ですが……。
「せみる」と読んだ方は、実は不正解!一見すると「蟬(セミ)」に似た漢字ですが、昆虫は無関係です。
スペシャルヒントは「忌憚」。
遠慮のない意見を求める際に「忌憚のない意見」という言い回しをすることは多いですよね?
ならば、「忌憚」が意味することは?
というわけで、サクッと読み方に移りたいと思います。
正解は「はばかる」でした!
「憚る」の意味は?
では「憚る(はばかる)」の意味を改めて、調べてみましょう!
自分の置かれた立場・状況などを考えて、その人・物事とかかわることを避けようとする。
出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p.1158
遠慮を意味する「忌憚」と同じく、「憚る」という言葉にも遠慮するニュアンスが込められているようです。
また「口にするのも憚られる」という言い回しの他、「人目を憚る」といった慣用語や「憎まれっ子世に憚る」ということわざも広く知られています。
まとめ
いかがでしたか?
「憚る」は「はばかる」と読みます。
ぜひ、この機会に「憚る」の読み方をマスターして、ご友人やご家族との話のネタにしてみてください!