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恵比寿で見つけた異国情緒あふれるイスラエル料理店

  • 2015.7.23
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高たんぱく低カロリーなダイエットフードとして、今大注目の「フムス」。ひよこ豆のディップ・フムスは、実はイスラエルの伝統料理です。話題の料理をいただきに、「Ta-im(タイーム)」を訪ねました。

イスラエルの情趣あふれるお店

JR恵比寿駅西口を出て大通りを渡り、川に沿ってしばらく歩いたところに「タイーム」はあります。こちらのレストランでは、イスラエル人のオーナーシェフが腕をふるう本格派イスラエル料理が楽しめます。

お店へ入るとまず目に入るのは、イスラエルで仕入れたという壁掛けの絵皿やテーブルの上の雑貨の数々。オーナーのダン・ズッカーマンさんいわく、“イスラエルの晴れた空の色に似た”ブルーを基調とした店内の中心にはオープンキッチンがあり、スタッフとお客さんの距離感が近いアットホームな空間が広がっています。

栄養豊富なひよこ豆の伝統料理が楽しめます

イスラエルをはじめとする中近東一帯では、料理にひよこ豆がよく使われており、ひよこ豆にオリーブオイルや練りゴマ、ニンニク、レモン汁を加えた「フムス」と呼ばれるペーストが昔から食べられてきました。

なめらかで濃厚な味わいでありながら、食物繊維やミネラル分をたっぷり含むヘルシーなフムスは、海外のセレブの間で話題になり、日本でも注目され始めています。そんなフムスを、このお店ではさまざまな料理とともに楽しめます。

「フムス+ラムソテー」は、特製スパイスに漬け込んで焼きあげたラム肉を、フムスでぐるりと囲んだ、イスラエルならではのメニュー。

こんがり香ばしくソテーされたジューシーなラム肉にニンニクがしっかりときいたフムスを付けると、ラム肉の味わいがさらに際立ちます。ラム肉の独特の臭みはまったくなく、慣れていない人もきっとおいしく食べられる、おすすめの一品です。

ランチではさまざまなイスラエル料理が一皿に

ランチタイムには、フムスをはじめとしたイスラエル料理を一皿でたっぷりと味わえます。

「Aランチ」は、フムスやひよこ豆のコロッケ「ファラフェル」、サラダにフライドポテト、ピタパンがセットになった、お得で贅沢なプレートです。フムスはそのまま食べるのはもちろん、他のどのメニューに付けても相性ばつぐん。イスラエルの代表料理の一つ・ファラフェルはカリッと揚げられていて、4つともペロリと食べられます。

食後に中近東伝統のデザートはいかが?

「バクラワ」(左)はクラッシュしたピスタチオをバターたっぷりのペイストリー生地でサンドした、食感も楽しい焼き菓子。ゴマのペーストをハチミツで固めた「ハルバ」(写真右)はシャリッとした食感で、ひと口かじると濃厚なゴマの香りが口いっぱいに広がります。

これらのデザートも、もちろん自家製。本場の味にできるだけ近づけた本格的なイスラエル料理を、作りたてで食べてもらいたい。店名の「タイーム(ヘブライ語で「おいしい」)」がその気持ちを表しているかのようです。

日本に住み始めて20年以上というダン・ズッカーマンさんは「理屈でなくて、直感的に日本が好き」とニッコリ。多国籍の文化が入り交じる恵比寿の地で、ゆったりとイスラエル料理を堪能してみてはいかがでしょうか。

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