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ホロスコープとは?チャートの見方、惑星・サイン・ハウスの意味

  • 2021.10.25
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占い好きの方なら、一度は「ホロスコープ」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

ホロスコープとは、生まれた日などの星の配置を表した天体図のことで、西洋占星術の鑑定で用いられます。

今回は「ホロスコープ」の意味からチャートの見方、それぞれの要素などを解説していきます。

「ホロスコープ」とは?

それでは、まず「ホロスコープ」の意味から、ご紹介していきたいと思います。

「ホロスコープ」とは、西洋占星術における天体の配置を示した図を指します。

ホロスコープには、惑星、サイン(星座)、ハウス(室)、アスペクトという4つの要素があり、これらを読み解き、各個人の性質や運勢がわかります。

生まれた瞬間や生まれた場所によって、天体の配置は異なりますので、たとえ同じ誕生日であっても、ホロスコープの内容は変わり、それにともなって、占い結果も異なります。

「ホロスコープ」チャートの見方

西洋占星術では、太陽、月などの惑星1つ1つに、それぞれ固有の意味合いがあるものとされています。

それらが、どのハウスにいるか、どのサインにいるか、またはアスペクトを持つことで意味が強まったり、弱まったりするか…ということから、その人の運勢を占っているのです。

ですので「ホロスコープ」を読み解くうえで、「惑星」「サイン(星座)」「ハウス(室)」「アスペクト」それぞれの意味を知る必要があります。

次からは、「ホロスコープ」のそれぞれの要素について、詳しく解説していきます。

「惑星」について詳しく解説!

太陽、月など、「ホロスコープ」で用いる惑星の数は全部で10個です。

それらに加えて、太陽の軌道と月の軌道が交差する点である「ドラゴンヘッド」「ドラゴンテイル」があります。

「太陽」は、霊魂、スピリット、存在意義、自信、プライド、自我、霊的進化の目標と方向性、精神構造、人生に対する価値観、生きるためのバイタリティを象徴します。

「月」は、マインド、心、感情、情緒、本能、幼年期の環境、家庭生活、現実、子供を産んだあとの女性、母性本能、私生活、プライバシー、癖、人気、反応を象徴します。

「水星」は、知力、情報収集能力、読解力、分析力、好奇心、知的興味の分野、言語や文章による伝達能力、説明能力、初等中等の学問、短期間の旅行、通訳や翻訳を象徴します。

「金星」は、恋愛感情、この世の美しいものすべて、デート、ファッション、美容、宝石、アクセサリー、五感の快楽、ペット、絵画、音楽、クラブ、ダンス、香水、花、出産経験のない健康な女性、女性ホルモンを象徴します。

「火星」は、エネルギー、闘争心、情熱、征服欲、支配欲、行動力、実行力、独立心、競争心、活動力、決断力、指導力、怒りの感情、アドレナリンによる興奮、衝動、腕力、精力、性的欲求、男性ホルモン、男性のセックスを象徴します。

「木星」は、哲学、宗教、神のご加護、真理、法律、楽天性、成功、発展、正義、公明正大さ、幸運、寛大、精神的援助、大学教育、研究を象徴します。

「土星」は、努力、忍耐、我慢、苦労や不幸、責任、不機嫌、制限、ストレス、規制やルール、抑制、抑圧、遅延、困難、労働、契約を象徴します。

「天王星」は、独創性、改革、発明、友情、反逆、理性、理念、協会、共鳴、高度な知性、電気、電波、高周波、宇宙工学、コンピュータ、レーザー、クラブやサークル、思想団体を象徴します。

「海王星」は、夢、幻覚、幻想、あこがれ、博愛、理想、潜在意識、世代的な集合的美意識、映像、芸術、音楽、イマジネーション、哀れみや同情心、救済、過去の思い出、ボランティア活動を象徴します。

「冥王星」は、生死、破壊、絶滅、再建、復活、変動、強制力、セックス、遺伝、遺恨、執念、遺産、秘密、ゼロか百かの極端な選択、蒸発、核爆弾、プルトニウムを象徴します。

「ドラゴンヘッド」は、ドラゴンヘッドとは、読んで字のごとく「竜の頭」と呼ばれる、太陽の軌道と月の軌道が交差する点のことです。予期せぬ幸運と利得、脳神経、整形手術、性転換、突然変異、あくことなき欲望、マスコミ、ニューメディア、流行、遺伝子操作を象徴します。

「ドラゴンテイル」は、ドラゴンテイルとは、太陽の軌道と月の軌道が交差する点のこと。ドラゴンヘッドの対極に位置します。過去世の負債の返済、放棄、解放、解脱、性欲、排泄欲、終わりのない放棄への欲求を象徴します。

「サイン(星座)」について詳しく解説!

春分点を基点とする黄道0度から360度までの円を、30度ずつ12ブロックに分けたものを「サイン」いわゆる12星座のことを表します。

よく耳にする12星座占いは主に「太陽のサイン」である12星座が使われています。

ホロスコープにおける、各サイン(12星座)の意味は下記になります。

「牡羊座」…エネルギッシュで進取の気質の持ち主。つねに精力的に動き回り、興味の対象に情熱を傾ける。

「牡牛座」…おっとりしていてのんびり屋。忍耐力があり、平和主義で頑固。金銭や物質に執着している。

「双子座」…知的好奇心が強くおしゃべり好き。情報通。書いたり話したりすることが得意で、つねに二兎を追う。

「蟹座」…家族を愛していて身びいきしやすい。好き嫌いがはっきりしていて防衛本能も強い。家事、子育てが得意。

「獅子座」…プライドが高く自己中心的。明るく、楽しいことが好きで、いつも大勢の取り巻きを必要としている。タレント性があり才能豊か。

「乙女座」…完全主義者で潔癖症。物事に対して批判的で客観分析も得意。労働など与えられたノルマに取り組む働き者。

「天秤座」…社交的で他人の美点を褒める無類のお世辞上手。美的感性が鋭く天性のスタイリスト。パートナーシップに恵まれる。

「蠍座」…凝り性で疑り深い。過去の恨みを水に流せない粘着気質。性欲が強く不労所得を手に入れることにこだわっている。

「射手座」…楽天的で正義感が強い自由人。何事も正々堂々と取り組み、エキスパートになれる人。自由を愛し海外旅行が大好き。

「山羊座」…真面目で責任感が強く、与えられた義務を忠実にこなす努力の人。仕事熱心で野心的。出世街道を年月をかけて上りつめる。

「水瓶座」…アンチ体制派で常識を嫌い、目上の人や管理社会に逆らっている。友人や仲間、人脈を大切にしていて専門知識が豊富。

「魚座」…デリケートで同情心が強く、困っている人を見過ごせない。人生の困難に出会うと逃避しやすく、芸術や音楽の才能がある。

「ハウス(室)」について詳しく解説!

アセンダント※を基準として、ホロスコープを12のブロックに分けたものを意味します。

そのひとつを「室」と考え、全部で12の室がそれぞれ固有の意味を持ちます。

ホロスコープの室(ハウス)は、あなたが人生で遭遇する12の事柄や分野、人物を支配しています。

12室の境界線(カスプ)には何座が位置し、10惑星のうちのどの惑星が入っているかによって、あなたの運命や人生展開、もたらされる幸運や不運の方向性や大きさなどが変わっていくのです。

「1室」は、あなたはこの世にどのような性格や個性をもって生まれてきたのか。顔立ち、体型、体質など、肉体的特徴や容姿、美醜、外見の持つイメージなどを知ることができます。また、その性格や容貌がもたらす運命もわかる室です。

「2室」は、あなたが一生を通じて獲得できる富の大きさ、財産、不動産の獲得方法について知ることができます。生まれもった収入運や金運は良いのか悪いのか、また住居環境についても見ることができる室です。

「3室」は、あなたの兄弟姉妹や身近な人たちの性格、その人たちとのコミュニケーションの取り方を知ることができます。また、会話、文筆における傾向についても見ることができる室です。

「4室」は、母親の性格、母親のあなたに対する態度がわかります。また、あなたにとって、実家や故郷がどんな存在か。家庭内の雰囲気や家族の性格、家庭から受ける恩恵のかたちなど、家族運の良しあしについても見ることができる室です。

「5室」は、恋人の性格、恋人のあなたに対する態度がわかります。恋愛運の良しあしや、恋愛によってもたらされる幸せや悲しみの方向性、恋愛を通じて何を得ることができるのかについても見ることができる室です。また、5室は子供運をつかさどり、第一子の性格や子供に恵まれるかどうかもわかります。

「6室」は、あなたの仕事やアルバイトなどで与えられるノルマに対する勤務態度、勤勉さがわかります。また、職場環境や同僚、部下との関係の良しあし、部下運なども知ることができます。さらに健康問題や心の悩み、病気に関する運命についても見ることができる室です。

「7室」は、結婚相手の性格や外見、あなたに対する態度。また、結婚生活は幸せなものとなるかがわかります。さらに、あなたに欠落している資質であると同時に、結婚相手やパートナーに不可欠である要素や、ビジネスパートナーシップの成功・不成功についても見ることができる室です。

「8室」は、あなたが生まれもった、性的な面でのパートナーに求める要素などがわかります。また、結婚相手やパートナーの財産運のほか、死に結びつく病気・事故、また寿命についても知ることができる室です。

「9室」は、あなたが生まれもつ、宗教心や正義感などといった魂の進化の度合いや、人格・人間性などを知ることができます。また、人生の良き師に巡り合えるかどうか。さらに、長期の旅行や海外留学、移民など、外国についての縁も知ることができる室です。

「10室」は、父親や上司など、目標とすべき人物の性質と関係。父親の職業や、あなた自身が成功できる職業、設定するべき目標などがわかります。つまり、苦手意識を克服し、長期的に努力することで人生の後半に到達する、あなた自身の姿を表す室だといえます。

「11室」は、あなたの学生時代のクラブの仲間。定年退職後など、義務を果たしたあとの、理想の姿。趣味のグループ活動などといった営利を目的としない社会活動。あるいは、理想や願望で結びついた人間関係についても知ることができる室です。

「12室」は、あなたが、過去に犯した罪の償いや、ボランティア活動。投獄、入院、病気など、人生で遭遇する不運な出来事について。また、手放さなくてはいけない物事についても知ることができる室です。

※アセンダントとは、「上昇点」とも言います。生まれた瞬間の東の地平線と黄道の交点です。これが、第1ハウスの起点となります。

「アスペクト」とは?

「アスペクト」は惑星同士がホロスコープ上で互いに特定の角度を持つことを表します。

角度の大きさによって吉と凶のアスペクトに分けられます。

●吉のアスペクト

0度…コンジャンクション、60度…セクスタイル、120度…トリン

●凶のアスペクト

90度…スクエア、180度…オポジション

実践!「ホロスコープ」を見てみよう

それでは、実際に「ホロスコープ」チャートを読み解いていきたいと思います。

今回、読み解く「ホロスコープ」チャートはこちらです。

生年月日:1981年2月16日 0時20分 東京生まれ

ホロスコープチャートを見てみると、各惑星はいくつかのハウスに集約されることが多く、均等に配置されることは少ないようです。

この中で、2室(ハウス)に着目してみると、サインは射手座、惑星は海王星が配置されています。

2室(ハウス)は、金運や収入、お金に関する意味合いがあります。

サインの射手座からは正々堂々と、正しい方法でお金を稼ぎ出そうとするタイプであることがわかりますね。

さらに、惑星の海王星からは、お金に関する夢や理想を強く抱いていることがわかります。

このように、惑星・ハウス・サイン(時にはアスペクト)の組み合わせで読み解くのが「ホロスコープ」なんです。

ぜひ、自分や家族、気になる相手のホロスコープを見比べてみると、面白い発見につながるかもしれませんよ。

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