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日本は何位?世界パスポート信用度ランキング!

  • 2021.10.24

先日イギリスの「ヘンリー&パートナーズ」が2021年の「パスポート信用度ランキング(Henley Passport Index)」を発表。日本のパスポートは上位にランクインしました。その結果をもとに、日本のパスポートの信用度が世界的に高い理由について探ってみました。

「パスポート信用度ランキング」とは?

今回の記事で取り上げるのはイギリスの「ヘンリー&パートナーズ」が毎年発表している「パスポート信用度ランキング」です。

「ヘンリー&パートナーズ」ではIATA(国際航空運送協会)のデータベースをもとに、世界の国や地域が発行するパスポートの信用度を「ビザなしで渡航できる国や地域の多さ」で評価しています。2021年は199の国と地域が発行するパスポートが調査対象となり、日本もそこに含まれています。

まずは「2021年パスポート信用度ランキング」上位10カ国を紹介

では、最初にパスポート信用度ランキングの上位10カ国をご紹介しましょう。

1位 日本・シンガポール
2位 ドイツ・韓国
3位 フィンランド・イタリア・ルクセンブルク・スペイン
4位 オーストリア・デンマーク

1位はアジアの日本とシンガポール、3位に同じアジアの韓国がランクインしています。しかし他はすべてヨーロッパ諸国が独占。世界全体で見るとヨーロッパ諸国のパスポート信用度が高いようです。

日本は4年連続第1位!その理由は?

2021年に「パスポート信用度ランキング」で1位を獲得した日本。2018年より4年連続で1位の座を守っています。

2017年までのランキングは10位以下でしたが、2018年にビザなし渡航できる国や地域が急激に増え、そこからはずっと1位をキープ。2021年には過去最高の192の国や地域をパスポートだけで渡航できるようになっています。

その理由として、

・日本が多くの諸外国と有効な外交関係を築いている
・海外渡航者のマナーが良い
・不法滞在者が少ない
などがあります。

こうした基準を見たすことが、高評価につながっているようです。

現在日本のパスポートは信用度が高いが今後は不明

2021年時点では日本のパスポートの信用は高いと評価されています。しかし今度その状態が続くかどうかはわかりません。

バブル崩壊後から日本の経済成長は停滞しており、国民の生活環境は悪化の一途をたどっています。それに伴い国内の治安も悪化しており、今後日本が世界的に信用度の高い国を維持できるとは断言できない状況です。

パスポート信用度の上位を維持するには政府や経済界が中心となって、大きく傾いた国内経済の立て直しを図り、国民生活の向上に努めることが不可欠となるでしょう。

文・大岩楓
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。

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