「靴下」がクサくならない、洗い方のコツ４選【洗濯のプロに聞きました】

スポーツの秋。気持ちのいい汗をかくにはうってつけの季節になりました。リモートが多く、健康増進や運動不足解消のため、今秋からスポーツを始める方、再開する方も多いと思います。手軽なウォーキングやジョギングからスポーツジム、人気のゴルフまで。スポーツウェアももちろんですが、やっぱり気になるのは「靴下汚れ」。そこで今回は、今すぐできる『靴下の適切な洗い方』をお洗濯のプロが伝授します。

靴下の適切な洗い方

ニオイを落としたいなら「裏返して洗う」のが正解！

スポーツをしてたっぷり汗をかいた靴下は菌が増殖しやすくなります。また、お洗濯をしていても、上手に洗わないと、汚れや菌が残ってしまいニオイが発生しやすくなりますので、お洗濯で「汚れや菌をしっかり落とすこと」と「菌を増殖させないこと」の対策をとりましょう。

1.早めに洗う
ニオイの原因である汚れは、洗濯するまでの時間が長いほど、取れにくくなります。さらに、湿ったまま長時間置いておくと、菌が増殖してニオイが強くなることもあります。履いた靴下はためこまず、こまめに洗うのがニオイをおさえるための第一のポイントです。

2.裏返して洗う
汗や皮脂、角質など、ニオイの原因となる汚れは、主に靴下の内側に付着しています。靴下を裏返して洗うと、洗剤液の水流や他の衣類との擦れによる機械力が直接当たるため、すっきり落としやすくなります。「靴下を裏返しで洗濯カゴに入れると、干すときに面倒!」という声も聞かれますが、実は、ニオイ対策としては正解なのです。ただし、泥などの目立つ汚れが表側についている場合には、靴下を表にして洗いましょう。

3.除菌または抗菌効果のある洗剤、漂白剤、柔軟剤で洗う
例えばこんな洗剤や漂白剤を使うなど。左から「トップ スーパーNANOX ニオイ専用」、「ブライトSTRONG漂白&抗菌ジェル」、「ソフラン プレミアム消臭 ウルトラゼロ」

4.洗濯後はすぐに干す
せっかくキレイに洗っても、濡れたまま放置していれば、またジワジワと菌が増殖してしまいます。洗濯後はすぐに干しましょう。

教えてくれたのは…お洗濯マイスター 大貫 和泉さん

お洗濯マイスター 大貫 和泉
（消費生活アドバイザー、繊維製品品質管理士 健康予防管理専門士）
プロフィール：
洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきました。母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすくお伝えしていきます。
https://lidea.today/about