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「螽」は何と読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2021.12.7
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12月になって、すっかり寒い日も多くなりましたね! みなさんは元気でお過ごしでしょうか?

さて、今回はまさに今の時期、冬にちなんだ難読漢字「螽」をご紹介します。みなさんは、こちらを正しく読むことはできますか?

「螽」の読み方!

「冬」の下に「虫」が2つ。いったい全体、どんな読みなのか、そしてどんな意味なのか…想像もつかない方がほとんどなのではないでしょうか?

もちろん「むし」とは読みませんよ。そして「ふゆ」でもありません。

さらに言えば…なんとこちら、「冬」が含まれているのに秋の季語なんです!

この表記はあまりなじみがないかもしれませんね。たとえば、ほかに「蝗」や「稲子」と書くことができますよ。

これなら、なんと読むかわかったのではないでしょうか?

正解は「いなご」でした!

「螽」について

「いなご」に「螽」という表記があるなんて、びっくりされた方も多いのではないでしょうか?

一方で、そもそも「たしかに名前は聞いたことがあるけれど、具体的にどのような虫か知らない…」という方もいらっしゃると思います。

この機会に辞書で確認しておきましょう!

 バッタ科の昆虫の総称。コバネイナゴ、ハネナガイナゴ、エゾイナゴなど。体長約四センチメートル。体は黄緑色で、はねは淡褐色。後ろあしは前の二対のあしに比べて大きく、はねるのに適する。(略)食用になり、タンパク質、鉄分、ビタミンAに富み栄養価も高く、古くから佃煮(つくだに)などに用いられる。いなごまろ。《季・秋》

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

引用文にある通り、食用も適している「螽」。最近はコオロギが注目されていますが、「螽の佃煮」を食べたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

筆者はまだ食べたことがないものの、あまじょっぱい食べ物が好きなので、機会があればぜひ試してみたいです! みなさんはいかがですか?

まとめ

いかがでしたか?

「螽」は「いなご」と読みます。

秋の季語なのに「冬」が含まれている、なんだかちょっと不思議な漢字でしたね。この機会にぜひ覚えてください!