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目が合ったら「どうしたの?」って聞いちゃいます|パンサー菅&尾形の犬猫ライフ

  • 2021.10.21

お笑い芸人・パンサーの菅さんと尾形さんは、それぞれ猫と犬と長年暮らしをともにしている。大の愛猫家、愛犬家が高じてAmazonがプロデュースするライブコマース番組「Amazon Pet Day」※への出演も決まった。そんな菅さん、尾形さんのペット愛について伺った。

※「Amazon Pet Day」…Amazonが提供するペット愛好家のためのセール(10月21日~28日)。このセールに連動して、Amazon上で番組を見ながらペット用品をすぐに購入できるライブコマース番組「パンサーとわんにゃんショッピング」を配信する(10月24日20時~)。

きっかけは番組の企画から

―菅さん、尾形さんともにペットを飼うきっかけは番組の企画だったそうですね。

菅:もともと、猫が好きで実家でも飼っていたことがあるんですよ。それで、なんでか分からないですけど、なんの目標もなくただお金を貯めていて。ネコ貯金を(笑)。そんなとき、名古屋の方でレギュラー番組(『やすだの歩き方』2013年-2019年CBCテレビ)があって。

尾形:そうだ、それで飼ったんだ。

菅:三匹。

尾形:普通一匹じゃないですか、飼うの。一気に三匹って。

菅:一匹だと寂しいし、二匹で喧嘩したら嫌だなって感じで。だったら三匹か、と。

―さすがに三匹の子猫となると色々世話も大変だったのではないですか?

菅:当時、実家で「絶対に飼うな」って言われてたので、猫連れて帰った瞬間、親に「もう家出てけ」って勘当されかけましたね。

菅さんの愛猫アンちゃんHarumari Inc.

―ダンボールに入っている野良猫を連れて帰ってきちゃって怒られる子どもみたいな、あれですね。でも、とはいえ説得されたんですか、ご実家の方を。

菅:ちょっとだけ、ほんとにもう家を出ていくから、住む家が決まるまでしばらくいさせてくれ」って言って、リビングに子猫を放ったんですよ。そしたらもうこっちの勝ちですよね。

尾形:分かる。親も可愛くなっちゃうから。

―それで本当に家を出られたわけですか、その後。

菅:結局すぐには出てないんですけど。(一同笑)

―尾形さんは?

尾形:僕も、もともと実家で飼っていて。さっきの話じゃないけど、外から勝手に犬や猫を連れて帰ってきて、物置で三日くらい飼って、親にばれて……っていうパターンで飼うんですけど。

―そして、尾形さんも番組企画がきっかけなんですよね?

尾形:もともと東京で犬を飼うのが夢だったんですよね。大学生のときに東京に出てきたんですけど、サッカー部の寮生活だったので動物がいない暮らしで。ずっと飼いたいなと思ってました。お金もないから、いつか飼おうと思っていたんですが、そしたら番組がそれを聞きつけて……。

―菅さんのパターンと同じですね(笑)

尾形:で、俺はパグが欲しかったんです。目も黒い、まっ黒のパグを飼うのが憧れで。打ち合わせのときに「絶対パグ飼うんス」って主張してて。そしたら、番組で連れていかれたのが柴犬専門店で。

―ぜんぜん違いますね(笑)

尾形:柴犬が視聴率を取るみたいなことだったんですよ、たぶん。そしたらそのお店にちっちゃい柴犬がいっぱいいて、そんなん見たら一発でやられて。

―飼ってしまったと。

尾形:それでこれ見てください。(編集部に当時の写真を見せる)。お店の中で、一匹、チャウチャウみたいな柴犬らしくない子がいたんですよ。

-たしかに柴犬っぽくないですね。

尾形:そうなんです。シュッとした子もいるから、俺はシュッとした子を絶対飼おうと思ってたんですけど、「この子も気になる」って。いや、本当は気になってなかったですよ。で、いざ飼うってときに、今の嫁さんに電話して「今日柴犬飼うことになったから」って言って、柴犬を色々見せたんですよ、ムービーで。そしたら「絶対この子(柴犬っぽくない見た目の子)」って言われて。

―奥様が(笑)

尾形:この子が絶対良いって。でも本当にこの子で良かったんですよ。めちゃくちゃかわいい顔になったし、性格も抜群ですよ、この子。

尾形さんの愛犬、ミクちゃんHarumari Inc.

―当時彼女だった奥様も、反対はせず。

尾形:ずっと「絶対犬買うわ、パグ飼うわ」って言ってたんで。でも柴犬で良かったです、逆に。本当に良かったです。

ペットとのささやかな日常

-お二人とも、普段ペットとどんな暮らしをしているかを教えてください。

菅:なんだろ、ブラッシングか。ブラッシングしますね。

―喜びますか?猫ちゃん。

菅:はい、めっちゃ喜ぶんで。もう、ブラシを持ったら近づいてくるから好きなんだろうなと思って。でも、人がいなきゃぐりぐりできないじゃないですか。だから、ローテーブルの横にブラシをマジックテープでくっつけたんですよ。それからは自分でオートでやってます。

―自分でやってるんですか!?

菅:やってます、やってます。あと、夏は寄って来ないですよね、あんまり。冬になると暖を取りに来ます。

―猫はいつも「猫都合」ですものね。

菅:たぶん、僕のことを“餌くれる湯たんぽ”だと思ってる。

―(笑)尾形さんは?

尾形:一緒に風呂入ったりとか。

―お風呂嫌いな犬もいると思うんですけど、大丈夫なんですね。

尾形:好きじゃないのかもしれないけど、一緒に湯船に入って、お湯をちょっと減らして洗ってあげて。それで俺も洗って。

―子供のようですね。

尾形:そうですね。子供ができる前からいるので、みんなと仲いい。誰でも好きなんです、人間が好きみたいで。

―犬って序列を作るイメージがあるんですけど、家族の中の序列ってありますか?

尾形:ありますあります。俺が抜群に一位ですよ!噛んだりしたらもう半端じゃない怒り方するんで。一切噛まないです。ミクの中では、家のボスは100%俺だと思ってます。だからそれが気持ちいいですよね(一同笑)上から俺、ミク、娘、嫁さんの順ですね。

―人間社会では逆、みたいな。

尾形:それは…(一同笑)

ペットに救われること

―ペットがいることで幸せを感じることってたくさんあると思うんですけど、お二人はどんな思い出がありますか?

菅:今飼っているのは一匹なんですね。実家出るときに母親が一匹面倒見てあげるって言って、母親が一番可愛がってる子を一匹、残していったんです。同じタイミングで、姉が飼っていたワンちゃんが亡くなって、ペットロスみたいになっちゃって。姉が気に入ってる子を「譲ってくれないか」って連れていって。で僕が残りを引き取ってって感じなんですけど。三匹自体は、悩んでいるときの三匹なりの慰め方が全然違いましたね。

―やっぱり個性がある?

菅:ありますね。一番人懐っこいやつは近くに寄ってくれる。ドシッとしてるタイプのやつはちょっとだけ足にすり寄ってきて、「元気出せ」みたいな。で、今飼ってるお姫様みたいな性格の子は、本当にとんでもなく高いところからずっと見守ってる。「ちゃんとへこめよ、慰められることだけが正解じゃないぞ」って。

―それが菅さんには合っているのかもしれないですね(笑)。菅さんが今の猫で一番可愛いと思うことってどういうときですか。

菅:やっぱり寝てるときですかね。自宅にいっぱいベッドを用意してます。キャットタワーの横にダンボール置いて、テレビの裏でも寝るからテレビの裏にタオル敷いて、その横にちっちゃい木箱置いて。その日その日で気に入ってるポイントが違うので、色んな所にタオルを敷いてます。

―気づいたら寝てて。寝顔を覗いて、ちょっと幸せになる。

菅:そうですね。写真も撮ってしまう。

―普段から猫に、話しかけたりしますか。

菅:話しかけますね。目があったら「どうしたの」って聞いちゃう。(笑)

―聞きますね。確かに。

菅:で、無視されて。(笑)

―ただいま、も言いますか?

菅:流石に言わないですね。犬だと迎えに来てくれたり、その場で喜んで尻尾振ったりするじゃないですか。猫はそういうのがないので。ガチャって開けてその場にいても「餌がないから早く注げ」っていう感じだから。

―それが猫はいいんですよね。尾形さんのミクは、帰宅したら逆に迎えに来てくれますか?

尾形:来ますよ!べったりです、俺に。帰ってくると、玄関のドアのガチャの音じゃなく、その手前の道を歩く砂利のザッザッザッっていう音で、もう下に走ってくるらしいですね。開けたときは絶対にハッハッていって待ってます。

―尾形さんは特に犬がいることで幸せだ、と感じることってありますか。

尾形:子供が生まれる前から犬がいるんですけど、子供が泣くと一番最初に行ってペロペロしたり、危ない所に行きそうになるとガッって止めたり。そういうのを見ると感動しますよね。すごいなと思う。

―お子さんにかける愛情と、ミクにかける愛情って、尾形さんの中では同じですか。

尾形:同じですね。家族というと、家族同士の関係もあって、ミクは子どもに対して嫉妬みたいなものはあると思うんですよ。子供のことはあんまり好きじゃないのかもしれない。

―というと?

尾形:子供が寝るとミクは大喜びしますからね。「早く寝ろ」って感じでずっとガンつけてます、危害は絶対加えないですけど。嫁さんが子供を上の階に連れて行くときに、もうハッハッって喜んでます。「ここからは私の時間」みたいな。それがめちゃくちゃ可愛い。

「猫的関係」と「犬的関係」

―犬好きと猫好きって何が違うんでしょう?

尾形:距離感じゃないですか。やっぱり僕はわかりやすい犬の方が好きですね。駆け引きしたくないというか。

菅:確かに、犬の良さって感情をモロに出してくるところなんですかね。猫にはないところだから。

―距離の近さってどんなところで感じますか?

菅:そっけないところが好きなんですかね。

―あんまり近くに来られると逆に。

菅:そうなんですよ。昔実家に犬もいたんですけど、例えば映画とかドラマとか観ているときに来られて、今は違うってときがあるじゃないですか。(笑)でも「構って構って」って。しかも、今は違うんだよってだっこして離すやり取りを遊びだと思うじゃないですか。またこう来て、違うんだよって繰り返すのがちょっとね……。

尾形:犬好きにとってはそれが癒しだからなあ。

―お互いのお話を聞かれて、尾形さんから見て菅さんが猫好きなのって分かります?

尾形:分かりますね。菅さんっぽいっていうか。

―猫飼ってる系の人っていう。

尾形:うん。わかる。

菅:愛猫観、愛犬観って恋愛観に似てますよね。

―なるほど。

菅:尾形は奥さんに結構固執するタイプだから。(一同笑)「好き」って気持ちが強くないと駄目なんでしょうね。僕は適度な距離感がいいんで。

―相手側もそうですけど自分もべったり行かない?

菅:好き好きとかは多分無理ですね。それは尾形さんも、猫みたいな女性がいたら無理でしょ。

尾形:そうだね、ムカついてくるね。「一人じゃないと寝るの無理」とか、そんなふうに思うやつ人間じゃないと思ってる。(一同笑)

―家族を持ったら、奥さんお子さん含めてひとつ屋根の下で。っていうのが無理っていう人もいますからね。

尾形:そういう人は多分猫派なんじゃないかなとは思いますけどね。

―人間関係に近い部分なんですかね。今日はいらっしゃらないですが、向井さんってどうですか。

尾形:犬飼ってたよね。

菅:ポメラニアン。

―では向井さん犬好きの女性が好きってことですね。

尾形:どうだろあいつ。何でも良いんじゃないんですか。(一同笑)

―犬猫両方好きな人いますもんね(笑)。

これからのこと

―生涯の伴侶や家族のようにペットと暮らしているわけですが、将来のことって考えていますか?

尾形:うちのミクは去勢したんですね。去勢の手術に立ち会ったとき、ミクの内蔵を全部見たんですよ。中どうなっているかを見せられて。その後、いつも元気なミクが一日グダッとしているの見て、まじで泣きそうになりました。

―責任と覚悟のようなものを感じたのでしょうか?

尾形:責任というか、やっぱり家族だっていう気持ちを強く持ちましたね。だからできるだけ色んな所に連れて行きます。誕生日も犬専用のケーキみたいなのを買ってみんなでお祝いしますし。やれることはやってるつもりです。

―菅さんは?

菅:今まではコロナ禍で一緒にいる時間が長かったじゃないですか。人と触れ合っている時間が多かったぶん、これからみんながまた外に出るようになったとき、(猫が)寂しがりになってるんじゃないかなとは思いますね。

―ペット目線で見ても、生活がガラッと変わるということですよね。

菅:そう考えたときに、例えばもう一匹いたら、何か変わるのかなとは思いますよね。それはもう漠然としか考えてないんですけど。そんな簡単に、寂しいからもう一匹って話じゃないとは思うので。

Amazonのライブコマース番組「Amazon Pet Day」

―そして10月24日20時から、Amazonのライブコマース番組に出演されますね。ペットを愛する10社が集まって、わんちゃんやねこちゃんに関する商品を紹介していくということで。しかも、いつも買い物をするAmazon.co.jpのサイト上での生配信なので、番組を見ながらその場でポチッと購入できるということなんです。そして三時間!まさに異色の取り組みですね。

尾形:三時間じゃ足りないんじゃないんですかね。もっとやりたい。

菅:僕らも興味あるし。いろいろ開発担当者の方に細かく聞いてみたいです。普段はお店に行って、なんとなく買っているだけなので。

―確かに選び方のポイントや、パートによっては専門家や獣医さんも出演されるということなので、いろいろペット愛好家代表として質問をぶつけてきてください。

菅:尾形さんの場合、勢いでペットフード食べないかが心配なんだよな。(笑)結構試食するタイプなんで。

尾形:やりません。Amazonさんの番組はちゃんとしてますから。

菅:他のテレビ番組もちゃんとしてるよ!

―パンサーの3人でライブコマース、いわゆる通販番組というスタイルも新鮮ですね。

菅:そうですね、三人でMCやるとかはあまりないんで。

尾形:でも、ペット好きだから、楽しんでやらせていただきますよ!そして、これをきっかけに通販番組で食っていきます、俺!!

―楽しみにしています!今日は、ありがとうございました!

◆菅良太郎(かん・りょうたろう)1982年4月7日生まれ、東京都出身。パンサーのネタ作成やボケを担当。元ギャル男でパラパラを踊っていた。
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