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妊娠線がひどいのはなにが原因?できやすい人や時期と予防法とは

  • 2021.10.20

妊娠すると妊娠線ができると聞いたけれど、どんな原因でできるのか、予防法はあるのか気になるママも多いのではないでしょうか。今回は、ひどい妊娠線がなるべくできないように、妊娠線ができる原因やその予防法について詳しく解説していきます。

妊娠線とは?

妊娠の週数が進み、だんだんとお腹が大きくなっていくと、お腹にしまのような線が縦に出てきます。これが妊娠線です。妊娠線について詳しく見ていきましょう。

妊娠線ができる原因

妊娠線ができる原因は、急激に大きくなっていくお腹によって皮膚がのびていきますが、すぐ下にある脂肪や皮下組織は皮膚と一緒にのびていくことができず肉割れを起こします。この肉割れを起こし、ひび割れのような線が妊娠線です。

また妊娠線はお腹だけでなく、脂肪が付きやすい太ももやお尻、二の腕、乳房周りなどにもできます。

妊娠線ができやすい人って?

多くの妊婦さんが経験する妊娠線ですが、できやすい人には特徴があります。それは、以下のとおりです。

  • 短期間で体重が増加した人

急激な体重の増加などの場合は、同じく急激に皮膚ものばされてしまいます。それに耐え切れず、妊娠線ができてしまうのです。

  • 乾燥肌の人

乾燥肌の人は、元々肌に潤いが少なく、弾力性も弱いため皮膚が伸びにくく妊娠線ができやすいでしょう。

  • 経産婦

一度妊娠・出産を経験すると皮膚がのびやすく、また最初の妊娠よりもお腹が大きくなっていくスピードが速くなるため、妊娠線ができやすくなります。

  • 多胎妊娠の人

単胎妊娠の人に比べ、よりお腹は大きくなり皮膚の表面積はのばされてしまうため、妊娠線ができやすい傾向にあるのです。

  • やせ型で小柄な人

やせ型や小柄な人はもともと体が小さくお腹の表面面積も小さいため、お腹が大きくなればその分皮膚はのばされていくので、妊娠線ができやすくなります。

一度できたら治らない?

残念ながら妊娠線は、一度できると完全には治りません。出産後、少しずつ薄くなり、目立ちにくくなることはありますが、完全に消すにはレーザー治療などの処置が必要となります。

妊娠線を予防する方法

出産の勲章だと思うようにしても、一度できたら完全には消えない妊娠線。可能ならできないようにしたいと思いますよね。ここからは、妊娠線の予防法について見ていきましょう。

クリームなどで保湿する

妊娠線は皮膚が引っ張られることでできることから、肌を乾燥させずクリームなどでいつも保湿するようにしましょう。保湿することで肌の水分量が増え、皮膚がのびやすく柔らかい肌になるからです。

クリーム選ぶ際は、肌に優しいもの、また妊娠中はにおいに敏感になるため、あまりにおいがきつくないクリームを選ぶようにしましょう。

適度な運動で体重の急激な増加を防ぐ

体調に問題がなければ、体重の増加を防いだり余計な脂肪を増やしたりしないためにも適度な運動をするのもいいでしょう。

また適度な運動で皮膚の新陳代謝が活発になれば、肌の保湿力が高くなり、妊娠線ができにくいことも期待できます。

マッサージする

クリームで保湿するだけでなく、マッサージも効果が期待できます。マッサージすることで肌をやわらかくほぐし、皮膚の弾力性や柔軟性が増してくるからです。

ただし、マッサージをするときは皮膚の表面だけを優しくなで、お腹を強く押さないように気をつけましょう。

こまめにケアして妊娠線を予防しよう

妊娠線は個人差はありますが、妊娠5ヵ月頃からできるといわれています。完全に防ぐことはなかなか難しい妊娠線ですが、予防を早めにはじめ、こまめにケアすることで抑えていきましょう。

監修者:林泉
経歴:
東京大学医学部保健学科卒業
東京大学大学院医学系研究科修士課程修了
ソウル大学看護学部精神看護学博士課程修了、看護学博士号取得

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