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いつもと違うショッピング。パリならではのインテリアファブリックを探す。

  • 2015.7.22
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パリではチョイスが豊富ながら、まだ日本にはそれほど輸入されてないもののひとつにインテリアファブリックがある。フランス製の布といったら、パリのホテルの内装では家具や壁に今でもよく使われているのでトワル・ド・ジュイが日本人にも比較的馴染みがあるのではないだろうか。田園風景や神話、天使といったクラシックなモチーフがくすんだ青や朱色などの一色の濃淡でプリントされた厚手のコットンである。

安定した人気を誇るトワル・ド・ジュイを製造しているメゾンは、パリでもひとつに限らない。その中で創業1908年のThevenon(テヴノン)では現在4代目のヴァンサン・テヴノンが積極的に活動し、メゾンのアーカイブからのクラシックなモチーフはもちろん、クリエーターたちとのコラボレーションによるファブリックも製造している。ヒルトン・マコニコ、ガルースト&ボネッティ......インテリア界の大御所である彼らの柄は、ヨーロッパのスペースに余裕のある家で力を発揮するタイプ。だが、カジュアルで軽快な最新コラボレーションは日本のインテリアにもなかなか似合いそうなので紹介しよう。

ナタリー・レテ(上)。彼女による自然界のモチーフの布は、140cm幅で44ユーロ/m。

花、猫、海の底を泳ぐ魚。おなじみナタリー・レテがテヴノンのために描くのは、自然界のチャーミングな生き物だ。イラストレーターのプリュヌ・シレルは悠然と泳ぐ金魚や熱帯魚を。アプストラクトな柄なら、女性デュオのインクファブリックによるジャカードがおすすめだ。価格は手頃ながら、テヴノンの布はクオリティに定評があるので、室内建築家や家具製造業者などプロも愛用しているほど。カーテン、エプロン、トートバッグ、クッション......パリで布探しをするなら、作りたいものの必要量をメモしていくのを忘れないように。

本誌でもおなじみのイラストレーターであるプリューヌ・シレリ。金魚の布はラグーンブルーとクリームの2色。140cm幅で44ユーロ/m。

Inkfabrik。ジャカードのEdo(下左)は140cm幅で39ユーロ/m。


Thévenon 取り扱い店
Les atelirs d'origine 2 ,place de Thorigny 75003 Paris
Les 2 portes 30, boulevard Henri IV 75004 Paris
L 'atelier Déco 133, rue Michel Ange 75016 Paris
http://www.thevenon1908.com

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