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どうして人間は不幸せでも環境を変えようとしないんだろう...。「通い猫」が、通りの住人たちに奇跡を起こす

  • 2021.10.20

猫好きのあいだで話題の〈通い猫アルフィー〉シリーズ。最新刊『通い猫アルフィーの贈り物』が発売された。主人公は猫のアルフィー。特定の飼い主をもたず、エドガー・ロードという通りの住人たちのあいだを通って暮らす「通い猫」だ。通りで起こるさまざまな問題を解決しようと、アルフィーは奮闘する。

アルフィーが「通い猫」になったのは、飼い主だった老婦人を亡くしたからだ。猫の"死刑囚監房"ことシェルター(保護施設)に連れていかれそうになったところを逃げ出し、ひとりぼっちでさまよい続けたアルフィー。彼はエドガー・ロードにたどり着き、ここで「通い猫」として生きようと決心する。しかし、通りの住人たちはみんな問題だらけだった。世をすねた無職の男、育児疲れの母親、デートDVの被害者。そんなエドガー・ロードに、猫のアルフィーが奇跡を起こす。

最新刊『通い猫アルフィーの贈り物』は、シリーズ第7巻。季節はクリスマスだ。エドガー・ロードの住人たちでクリスマス会を開くことになり、アルフィーも楽しみでたまらない。しかし、家族の反抗期や"猫嫌い"の新住人など、通りには相変わらず問題がたくさん。さらには、クリスマス会を邪魔しようとする何者かが現れる。クリスマス会は無事に開催できるのか?

ハーパーコリンズ・ジャパンの特設サイトには、10代から70代の読者が「猫好きには格好の書!」「最近読んだ中でイチ推し。涙が止まらなかった...」「子供が読むのにも良いと思う」といった感想を寄せている。

「アルフィー格言」も奥が深く、ドキリとさせられる。

「どうして人間は不幸せでも環境を変えようとしないんだろう。」(「通いネコアルフィーの奇跡」より)

原作はイギリスのレイチェル・ウェルズさん。動物たちと人間たちのハートフルな物語を、猫の目線で優しく描く。猫好きにはたまらない、猫好きでなくても必ず猫が好きになる物語だ。ほっと一息、癒されたいあなたにぜひ。

既刊6巻のあらすじは以下の通り。

1.『通い猫アルフィーの奇跡』
飼い主を亡くし、エドガー・ロードで「通い猫」として生きようと決めたアルフィー。問題だらけの住人たちに、1匹の猫が奇跡を起こす。通い猫アルフィー、はじまりの物語。

2.『通い猫アルフィーのはつ恋』
通りの空き家に、新しい家族が引っ越してきた。しかし何やら、人目を避けるようすの一家。アルフィーはその一家と、彼らが飼っている、心を閉ざした白猫のことが気にかかる。

3.『通い猫アルフィーのジョージ』
通りに仔猫がやってきた! 思いがけない出会いに、どうしていいかわからないアルフィー。今度は仔猫のジョージとともに、通りの問題を救えるか?

4.『通い猫アルフィーと海辺の町』
通りの家族の夏の旅行に、同行することになったアルフィーとジョージ。青い海に大喜びの2匹だが、海辺の町の住人たちはアルフィーたち一行を追い出したいようで......?

5.『通い猫アルフィーの約束』
"日本"から新たな住人がやってきた。その家にも猫がいるらしく、胸を躍らせるアルフィー。しかし猫はいっこうに家から出てこず、一家も問題を抱えているようすで......。

6.『通い猫アルフィーのめぐりあい』
通りのひとりが、なんと仔犬をもらってきた。アルフィーにとって犬は未知の存在。しかも、その仔犬の面倒を任されてしまう。どうする、アルフィー。

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