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蔚山現代ホン・ミョンボ監督、同国対決のACL準決勝は「Kリーグの優秀さ伝える機会」【一問一答】

  • 2021.10.19
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蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)のホン・ミョンボ監督とFWユン・イルロク(29)が、浦項(ポハン)スティーラースとのダービーマッチに向けた決意を伝えた。

蔚山現代は10月20日、全州(チョンジュ)ワールドカップ競技場で行われるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝で浦項と対戦する。

両チームの対戦は“東海岸(トンへアン)ダービー”と呼ばれ、韓国で長い歴史と伝統を誇るダービーとして注目を集めている。

そんな注目の試合に先立ち、19日に行われた前日記者会見には蔚山現代からホン・ミョンボ監督とユン・イルロクが出席。

「浦項は短期決戦に強い面がある」と警戒心をあらわにしたホン・ミョンボ監督は、「我々のチームは前回の試合で多くのエネルギーを注いだ。明日の試合でどれだけ回復した姿を見せられるかが重要なポイントになる」とコメント。

FCソウル時代の2013年大会では決勝を経験(結果は準優勝)。準々決勝の全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータース戦で決めたゴールがACLで自身約4年半ぶりの得点となったユン・イルロクは、「全員が一生懸命頑張ってここまで来た。しっかり準備して明日も良い姿を見せたい」と意気込んだ。

また、ホームチーム扱いの準決勝でライバルの全北現代が普段利用するホームチームのロッカールームを使うことに関しては、「どこを使うかが重要ではない。どのように試合に臨むかが重要になる」と述べた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)ホン・ミョンボ監督
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)ユン・イルロク
「ホームスタジアムの気持ちで…」

以下、ホン・ミョンボ監督、ユン・イルロクとの一問一答。

―試合に臨む覚悟は。

ホン・ミョンボ監督「明日、浦項とACL決勝の座をかけて顔を合わせることになった。浦項は短期決戦に強い面があると思う。経験も蓄えている。我々のチームは前回の試合で多くのエネルギーを注いだ。明日の試合でどれだけ回復した姿を見せられるかが重要なポイントになるだろう。今日一日しっかり準備したい」

ユン・イルロク「全員が一生懸命頑張ってここまで来た。しっかり準備して明日も良い姿を見せたい」

―韓国サッカーに献身しようとする意志が強いが、韓国とKリーグを代表してACL優勝に挑むことは特別な意味を持つのか。

ホン・ミョンボ監督「Kリーグは常にアジアサッカーをけん引するリーダーの役割を果たしてきた。昨季は蔚山現代がACL優勝を収め、今季は蔚山現代と浦項がベスト4に進んでいる。アジアの舞台でKリーグの優秀さをアピールできるチャンスだと思っている。まだ試合は残っており、どんな結果が出るかはわからないが、最後まで最善を尽くすつもりだ」

―全北現代戦のゴールで約4年半ぶりにACLで得点した。FCソウル時代の2013年には決勝でプレーした経験もあるが。

ユン・イルロク「決勝にも行ったし、ACLでたくさん経験をしてきたが、新型コロナウイルスの影響で今大会は以前と違う点がある。試合に向けてどのように準備し、エネルギーをどう使うかが重要だと思う」

―準々決勝が延長戦までもつれる激闘となったからか、体力面の負担が浦項よりも大きい状況だ。

ホン・ミョンボ監督「先ほどもお話ししたように、早く回復するしか方法はない。特に、前回の試合は体力面以外に精神的な疲労も残った試合だった。選手たちが経験豊富なだけに、しっかり回復してくれると期待している。チームレベルでしっかり準備をして、今日の練習で回復できるようにする。良いコンディションでピッチに立つつもりだ」

―最近は自信もついてパフォーマンスが良くなっているが。

ユン・イルロク「(欧州では)長い間試合に出られなかった。休暇を取って運動を休んだ期間もある。コンディションを引き上げるために練習場で多くの努力を傾けた。時間が経つにつれて調子が上がっていくのを感じた。監督が信じてくれたおかげで試合に出場でき、良い姿を見せることができた」

―浦項戦で負傷から復帰する選手は新たにいるのか。

ホン・ミョンボ監督「明日の試合、追加で復帰できる選手はいない。既存の選手で試合をするつもりだ」

―蔚山現代でも活躍し、“東海岸ダービー”をよく理解している浦項MFシン・ジンホが、累積警告により準決勝に出場できない。

ホン・ミョンボ監督「選手1人が欠場することがそれほど重要だとは思わない。サッカーでは代わりの選手が良い姿を見せる場合が多い」

―浦項のキム・ギドン監督が記者会見で警戒対象第1号にホン・ミョンボ監督を挙げていた。

ホン・ミョンボ監督「私を警戒すべきだとは思わない。試合において監督の役割は制限的だ。やってきた通りに選手を信じて試合を戦う計画だ」

―浦項で警戒している選手はいるか。

ホン・ミョンボ監督「前回の試合で浦項の多くの選手が良いコンディションを維持していることを確認した。特に2ゴールを決めたイム・サンヒョプが好調に見えた。彼の勢いをしっかり制御すれば良い試合ができるはずだ」

―全北現代のホームスタジアムで、ライバルが普段利用するホームチームのロッカールームを使うことになった。

ユン・イルロク「どこを使うかが重要ではない。どのように試合に臨むかが重要になるだろう。ファンの方々がホームスタジアムのように応援して下されば良い結果をもたらすことができそうだ」

ホン・ミョンボ監督「良い経験になるだろう。選手やファンの方々にとっても新しい経験だ。ホームスタジアムであるという気持ちを持って試合の準備をしたい」

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