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キム・ソンホが演じるホン班長が活躍する海辺の町に住んでみたい!

  • 2021.10.17

Netflixで配信中の『海街チャチャチャ』では、キム・ソンホ(キム・ソノという表記もある)が扮しているホン班長(パンジャン)が本当に魅力的だ。ホン・ドゥシクという名前があるが、みんなが親しみを込めて「ホン班長」と呼んでいる。

ドラマは海辺の風景が美しいコンジンの町が舞台になっている。物語は、ひどい邪魔をされてソウルにいられなくなった歯科医師のユン・ヘジン(シン・ミナが演じている)がコンジンに移り住んで歯科医院を開業するところから始まる。

そこでヘジンを最初から助けてくれたのが、コンジンの人気者のホン班長だった。

彼は謎めいた好男子だ。もともとコンジンで育ったのだが、町を一時期ずっと離れていて、そのときに何をしていたかがわからない。

ドラマではホン班長の謎が一つずつ明らかにされていくが、とにかくホン班長がいかに「凄い人なのか」が描かれている。

キム・ソンホ
ドラマを賑わせる登場人物

本来なら最難関のソウル大を出ている秀才なのだが、町でやっていることは「便利屋」だ。喫茶店のアルバイト、宅配便の配達人、漁港の手伝いなど、人手が必要なところにホン班長は現れて、なんでも解決してくれる。しかも、卓越した知識と才能を持っているので、困っている人は大助かりなのである。まさに「地元のスーパーマン」だ。

しかも、ホン班長は「情の人」でもある。町で困っている人の相談役になってくれて、たとえばインプラントが高価すぎて入れられない年配者の世話も見てくれる。本当に優しいナイスガイなのである。

そんなホン班長が親しくしている町の人々との交流がとても面白い。『海街チャチャチャ』は人情喜劇であり、多様な登場人物がドラマを賑わせてくれる。

そして、物語の中心はヘジンとホン班長のラブストーリー。気が強いヘジンとは衝突することも多いのだが、ホン班長は温かくヘジンを見守っていく。

「そばにホン班長がいてくれたら、どんなに毎日が楽しいだろうか」

そんな思いにさせてくれるのが、キム・ソンホが爽やかに演じているホン班長なのである。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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