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ママのストレス1位は「片付け続ける」こと!子どもが自ら片付けるようになるコツ

  • 2021.10.16
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おもちゃや本、ランドセルの中身や机周りなど、子どもが片付けをせずちらかって毎日怒ってはいないですか?怒りながらママが片付けて、さらにストレスになっていませんか?

子どもが自ら片付けるようになるためには、いくつかのポイントがあります。どうすれば自ら片付けられるようになるのか、そのコツを見ていきましょう。

ママのストレス1位は片付け続けること!

リビングや子ども部屋に子どものおもちゃが広がっていて、どんなに頑張って片付けても一瞬でまた散らかされる…ということはないですか?ランドセルの中がぐちゃぐちゃで、提出が必要な大事なプリントがずっと眠っていた、なんてこともあるかもしれません。

実際、子育て中に経験したことのあるストレスの1位は「おもちゃや散らかっているものを片付け続けている」で全体の93%にも上ります。以下「子どもに遊んでとせがまれる」が80.4%、「自分のための時間を確保するのが難しい」が74.7%、「子どもに文句や不平を言われたり、駄々をこねられたりする」が66.4%となっています。それだけ片付けをし続けることがママのストレスになっているのですね。
このストレスを軽減するためには、子どもが自ら片付けてくれることが必要です。

※「第1回妊娠出産子育て基本調査報告書」Benesse次世代育成教育所

片付かない子どもにしてしまう、親のNG行動

「片付けなさい」といくら怒っても効果がないのは、大人も辛いでしょう。しかし、片付けられない子どもの親には共通するNGな言動があります。どんなことがNGなのでしょうか.

・子どもに片付けを丸投げする

かごや棚、引き出しなど収納する場所を用意してあげれば自然と片付けができると思ってはいないでしょうか。場所を用意するだけでは不十分で、もう一歩踏み込んだ仕組みを作ってあげなければ子どもは行動できません。

・複雑な収納ルールを強制する

子どもは細かい片付けが苦手です。箱にきっちり入れて蓋をする、という様な、複雑でアクション数の多い片付けは最初はやっていても中々習慣化しないものです。工程を簡単なものとし、アクション数をできるだけ減らすことが必要でしょう。

・気まぐれで怒る

子どものスペースに大人の物を置く、いつもは片付けろと言うのに急いでいる時に「それは今やらなくていいから」などと言われると、いつもと違うことに子どもは戸惑います。

大人の都合やタイミングを押し付けると子どもは理不尽だと感じ、片付けに対してネガティブなイメージを抱きます。ルールについても浸透しづらいでしょう。

子どもにとって「片付け」というのは意味の分からない言葉です。「片付けなさい」という言葉は大人には通じても子どもには具体的に何をどうすることなのかが見当もつかないということです。

「お人形はこのかごに入れようね」「絵本はこの棚にこうやって並べてね」などの具体的な言葉で伝えることで、行動に移すことができます。「それが片付けだ」ということも、行動しながら徐々に理解していくのです。

子ども部屋の整理には仕組みが必要

子ども部屋を整理するためには、継続できる仕組みが必要です。仕組みが確立されることで、その場限りのお片付けではなく続けていくことができます。そのためのポイントを見ていきましょう。

・管理する物を減らす

物が多ければ当然収納は困難になります。必要な物と不要な物を分け断捨離を行い、必要であっても子ども部屋に置く必要がなければ別で保管するようにします。例えば文房具のストックなどは別にして保管してもいいですね。

特に多いのはプリント類です。紙きれでありながら、量が多くなるとかなり厄介です。不要なのに何となくとってあるということも多いでしょう。必要なプリント、期限付きで必要なプリント、不要なプリントを分けていきましょう。

期限付きのものは、不要となった時に処分するために分かるようにしておくことが必要です。最近では、プリント類を写真で残して管理するアプリなどもあります。必要に応じて活用してみましょう。

・「見える化」する

片付けをしていて「あ、こんな所にこんな物があった」、「なくしたと思っていたらここにあった」ということはないですか?これは見えないように無理矢理収納していることで起こります。物が見える、どこに何があるかが分かるようにしておけば、こんなことは起こりません。

・取り出しやすく保管する

保管する時には、しまうことだけではなく取り出すことを考えて収納します。用途別に収納することで使う場合に探す必要がありません。例えば、学校で使う教科書やノートとプライベートで使う物は一緒にせず分けておきます。

前述した通り、片付けるステップが複雑でアクション数が多いと片付けは習慣化しません。物を減らし見やすく取り出しやすくすることで、シンプルに出し入れができ、片付けもしやすくなるのです。

片付けは4ステップで、マメに行う

ポイントをおさえて収納したら、日々の片付けは次の4段階で取り組みます。

・中身を全部出す
・必要な物と不要な物を分ける
・取り出しやすく戻しやすくする
・一連の作業を繰り返す

この時、ゴールを考えながら逆算して行いましょう。例えば後で使う体操服はランドセルの奥に入れ、すぐに使う教科書は手前に入れるなどです。逆算できるようになると、自然と片付けも上手になるでしょう。

大掃除のように大掛かりな片付けをまとめて行うのは大変ですし、片付けが嫌いになってしまいがちです。ステップを踏まえた短時間の整理整頓を毎日行うと良いでしょう。

日々行っていれば片付ける物も少ないため、結果的に短時間で完了できます。親は台所、子どもは机周りなど別の場所を同時に10分間集中して片付ける、など一緒に取り組むのがオススメです。

片付けた状態を撮影しておきゴールのイメージを共有しておくと、次回も同じ様にできるようになります。その際、片付けたイメージが親の思うものと異なっていてもすぐに指摘しないようにします。

まずは片付けたことを褒めることで、自信がつき自己肯定感が高まります。目に見える成果を褒めた後で「こうしたらもっと良い」などの考えを伝えれば子どもも素直に聞くでしょう。

小学生・中学生の収納術

小学校に上がるとおもちゃ以外に勉強道具が増えます。そうした点を踏まえた収納術をご紹介します。

・学習道具を1つの収納家具にまとめる

セットで使う機会が多いランドセルや学習道具は、1つにまとめておくと便利です。キャスター付きのものであれば、移動も楽です。学校で使うものが全て納まっているので準備がスムーズになり、忘れ物も減らすことができるでしょう。

・本や教科書は科目ごとに分ける

教科書や本、プリント類は科目別に分類して1ヶ所にまとめましょう。ラベル付けした上でファイリングすれば、忘れ物防止になります。しまう際にも「どこに入れようか」と迷わないので、片付けが面倒になりません。持ち物に住所を決めておくことは大切ですね。

・部活グッズやウェアをセットにしてクローゼットに収納

部活グッズやウェアはセットにしてクローゼットに収納すると管理が楽になります。特に中学生になれば練習用、試合用など様々なアイテムが増えるので、ひとまとめにしておくことで見つけやすくなります。買い足しが必要なアイテムの確認もしやすいですね。

筆者の息子は何でもランドセルに詰め込み、プリントだけではなく、いらない教科書なども持ち歩くのでいつも重たいランドセルになっています。プリント用にクリアファイルを用意し、毎日一旦中身を出すように促しますが、すぐに元の状態に戻ってしまいます。

やはり日々一緒に行って習慣づけることが大切だと感じました。簡単にしまって取り出す仕組みをシンプルにすれば、仕組化がされ子どもも取り組みやすくなるのだと思います。

今の内に身に付けておけば成長した際、学用品以外の片付けにおいても自然とできるようになっていくでしょう。まずは親が仕組みを確立し、それを子どもの行動に刷り込んでいくことから始めたいですね。

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