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あの大手企業も…コロナ禍で赤字転落した企業3選

  • 2021.10.16

コロナ禍の影響により赤字転落した企業が増えています。外出自粛、時短営業、訪日客の減少などの理由により、百貨店の場合はとりわけ都市部での落ち込みが激しいようです。コロナ禍の影響で赤字となっている百貨店3社をみていきます。

■339億円赤字の高島屋、今年はどうなる?

2021年2月期の連結決算では最終損益は339億円の巨額赤字でした。ここ数年順調な売り上げを維持してきた同社にとって、コロナ禍の損失は非常に大きなものです。

しかし、立て直しを図るべく行ったコスト構造改革は順調に進捗をとげています。決算説明会資料によれば、営業収益は2020年の反動もあり大幅増収となりました。

また、臨時休業店舗数も減っています。ただ、臨時休業による収益減の影響を完全になくせたわけではなく、黒字化には至っていません。

■172億円赤字のそごう・西武、今年はどうなる?

セブン&アイ・ホールディングスのそごう・西武、2021年2月期の業績をみると172億円の赤字でした。やはりコロナ禍の影響により時短営業や休業などの影響が大きく出た形です。

そごう・西武ではコロナ前の2016年から既存店舗の見直しや店舗の構造改革を進めています。また、コロナ禍の感染拡大防止に向けた取り組みも徹底。加えてSDGsに向けた取り組みなど、アフターコロナを見添えた取り組みにも力を入れています。

■410億円赤字の三越伊勢丹、今年はどうなる?

三越伊勢丹ホールディングスの2021年3月期連結業績は410億円の赤字でした。コロナ禍により大きな痛手を受けた百貨店事業。こちらも例外ではないようです。

国内・海外の店舗をいくつか閉鎖(イセタンハウス(名古屋)、三越恵比寿店、バンコク伊勢丹など)の構造改革を行ったものの赤字は進みました。しかし販管費の大幅削減も進んでおり、赤字からの脱出を目指し改革を進めています。

■再起が期待される百貨店各社

百貨店はどちらかというと、生活必需品というよりはプラスアルファの生活に潤いを与えるものを多く取り扱っています。そのためスーパーマーケットなどと比較すると売り上げの減少も大きくなりました。しかし、2021年9月末で緊急事態宣言は解除され、街に人が戻り始めています。まだ先が読めない状態は続きますが、それぞれの百貨店の再起が期待されます。

文・しらいはるか

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