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みんな知っているアレの「大贋作展」。カフェでアートなゆるさが愉しい

  • 2021.10.16
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今シーズンは海外からやってきた大型企画展が大豊作。とはいえ堅苦しい美術展示や、みんながこぞって押し寄せるアート展はなんだか苦手、でもアーティな雰囲気は好き……そんな天邪鬼な人にこそおすすめしたいのが「ノーマークな大贋作展」だ。

芸術の秋と呼ばれるこのシーズンは、どこの美術館も人でいっぱい。特にコロナ禍で人数制限をしている関係で人気の展示は予約も取りづらいのが現状だ。「アートに興味はあるけれど、予約してまでというほどではない……」という、ライトなアートファンにはカフェで見るアート展を愉しんでほしい。
清澄白河のカフェ「no mark.Café」では「ノーマークな大贋作展」が開催中だ。親子アートユニット・アーブル美術館の作品がカフェの店内に展示されている。

ルーブル美術館に憧れる“館長”藤原晶子さんと、そのこどもたちからなる話題の親子ユニット・アーブル美術館。母である藤原さんの指導のもと、こどもたちがフェルメールやレオナルド・ダヴィンチ、アンディ・ウォーホールなど古今東西世界の有名絵画を模写している。「贋作」とはおだやかではないが、こどもならではの可愛らしくも味がある作風は見ていてついつい笑顔になってしまう。そして、明らかに“ソレ”のモチーフとわかる作品の特徴を捉えていることに感心するだろう。

今回の展示では、アーブル美術館のブログ「アーブル美術館のひ・み・つ」の100日目までの作品から13作品をラインナップ。それらと一緒に、元ネタである絵画作品の解説動画も設置される。
また、2022年カレンダーや各作品のポストカードなども店頭販売されるのでチェックしたい。

会場となるのは、この夏オープンしたばかりの清澄白河の古民家カフェ「no mark.Café」。手づくりの温もりが溢れるアットホームなカフェだ。子連れが多いこともあり、なんとも下町らしいゆるい空気の流れる場所。清澄白河のまた新しい顔を知ることができるだろう。

由緒正しき美術館でアカデミックに絵画を楽しむのもいいが、時にはこんな風にゆるく「アート」を愉しむのもおすすめだ。心癒される愉しいタッチに、自分のなかのこども心や無邪気さが刺激されるに違いない。

ノーマークな大贋作展
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