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東大はランク外!?「就職に強い大学」ランキング、1位は?

  • 2021.10.14
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大学に関する情報を発信している「大学通信」。7月に「2021年実就職率ランキング」、8月に「2021年有名企業400社実就職率ランキング」を公表しました。

それらのランキングをもとに、2021年の「就職に強い大学」をチェックしてみました。

■実就職率ランキング1位は「金沢工業大学」

まずは「2021年実就職ランキング」トップ5から紹介します。

順位 大学名(実就職率)
1位 金沢工業大学(97.5%)
2位 愛知工業大学(97.4%)
3位 福井大学(97.2%)
4位 大阪工業大(95.3%)
5位 名古屋工業大(94.8%)
引用:大学通信オンライン

上位5大学のうち4大学が「工業大学」です。5年連続1位となった金沢工業大学は、「自ら考え行動する技術者」をスローガンとし、ハイレベルなキャリア教育を行っています。そのため今や「就職率が高い大学」として全国的に知られるようになりました。

■有名企業実就職率ランキング1位は「一橋大学」

次は「2021年有名企業400社実就職率」トップ5の大学を紹介します。

順位 大学名(実就職率)
1位 一橋大学(56.7%)
2位 東京工業大学(54.0%)
3位 慶應義塾大学(40.9%)
4位 豊田工業大学(38.7%)
5位 東京理科大学(36.3%)
引用元:大学通信オンライン

こちらは入試偏差値が高い難関大学が上位に名を連ねています。

また、2・4・5位は単科大学の工業大学、1位の一橋大学も商業学校を起源とする単科大学であり、実学的なイメージが強い大学が有名企業への就職に強い印象です。

■女子大の実就職率1位は「昭和女子大学」

次は「2021年実就職ランキング」より女子大学のトップ5を紹介します。

順位(全体の順位) 大学名(実就職率)
1位(14位) 昭和女子大学(92.9%)
2位(17位) 東京家政大学(92.6%)
3位(31位) 安田女子大学(91.9%)
4位(41位) 武庫川女子大学(90.7%)
5位(48位) 実践女子大学(90.2%)
引用:大学通信オンライン

トップ5の女子大学は、いわゆる難関大学ではありません。しかし、いずれもキャリア教育に力を入れていることが就職率の高さにつながっているようです。

たとえば、1位の昭和女子大学は「女性の品格」の著者・坂東眞理子氏(現理事長)が学長に就任したのを機にキャリア教育を大幅に強化。「就職に強い女子大学」として知られるようになりました。

■女子大の有名企業実就職率1位は「津田塾大学」

「2021年有名企業400社への実就職率」でトップ5の女子大学は以下の通りです。

順位(全体の順位) 大学名(実就職率)
1位(34位) 津田塾大学(20.3%)
2位(46位) 東京女子大学(15.8%)
3位(47位) 日本女子大学(15.5%)
4位(53位) 聖心女子大学(14.5%)
5位(55位) 奈良女子大学(14.3%)
引用元:大学通信オンライン

いずれの女子大学も昔から名門と呼ばれる有名女子大学です。偏差値や名門女子大学のブランドイメージだけでなく、ハイレベルなキャリア教育を行っていることでも有名企業からの人気が高いようです。

■実就職率が高い大学は卒業生が活躍している大学

「実就職率が高い大学」は、卒業生の多くが各企業で活躍し、所属先の企業で高く評価されていることが、実就職率の高さにつながっているのでしょう。

これから大学受験に臨むお子さんがいる方は、本人が気づきにくいそのような視点からお子さんが受験する大学をチェックし、進路選択のアドバイスを行ってみてはいかがでしょうか。

文・大岩楓
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。

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