1. トップ
  2. レシピ
  3. 溢れる肉汁がたまらない食べ応え抜群の"ジャンボシュウマイ"

溢れる肉汁がたまらない食べ応え抜群の"ジャンボシュウマイ"

  • 2021.10.16
  • 474 views

出来立ての点心料理のおいしさを家庭で味わってみませんか?頬張った瞬間ジューシーな旨味が楽しめます。せいろを使ったほかほか蒸し料理を料理研究家の大庭英子さんに教わります。

溢れる肉汁がたまらない食べ応え抜群の"ジャンボシュウマイ"

■せいろは誰もが認める点心名人。

市販のシュウマイや肉まんであれば、電子レンジでも温め直すことができますが、自家製点心は蒸し器がなければつくることができません。一度手づくりの味を覚えてしまうと、やみつきになること間違いなし。湯気がつくり出す、最高のご馳走。まずは一度試してみてください。

□せいろの使い方

木製のせいろは、本体や蓋に残っている水分でカビてしまう心配があるので、使用前、使用後とも洗わないことが基本です。汚れがついていたら、やわらかいうちにかたく絞った布巾で拭き取ります。シュウマイの皮などがついて硬くなってしまったら、再度蒸してやわらかくしてから拭き取ります。使い込むほど、脂などがしみ込んでいい飴色になっていくのも楽しみです。

せいろ
せいろ

使い初めは「空蒸し」から。新品はたっぷりの熱湯で、15~20分蒸してから使ってください。熱でしっかり消毒する、というイメージです。2回目以降、心配ならば同様に2~3分程度空蒸ししても。

蒸し板が便利です。せいろは中華鍋がなくても使えます。いつも使っている鍋に「蒸し板」をセットしてその上に蒸し器を置くだけ。ずり落ちることもなく安心して蒸すことができます。せいろのサイズに合わせて選んでください。

蒸し板
蒸し板

「しまわない」がおすすめです。せいろを物入れなどに収納すると、中でカビてしまうことがあります。風通しのよい戸棚や冷蔵庫の上に置くことをおすすめします。しまい込んでしまうと、使いたいときにすぐに取り出せないから不便。いつも身近に置いて、手軽に気軽に使えるようにしておきたいですね。

蒸し布で汚れ防止。シュウマイや肉まんなど、蒸し器に直に食品を置いて蒸すときに便利なのが蒸し布です。蒸し器専用だから、蒸気がよく通るように大きな目で織られていて、また、蒸し器の底面に合わせたサイズが用意されています。

蒸し布
蒸し布
□“ジャンボシュウマイ”のつくり方

◇材料 (8個分)

シュウマイの皮:24枚
★ あん:
・ 豚バラ肉:100g(塊)
・ 豚挽き肉:100g
・ 玉ねぎ:1/2個(100g)分(みじん切り)
・ 片栗粉:大さじ2
・ 酒:大さじ2
・ 生姜:小さじ1(すりおろし)
・ 醤油:小さじ1/2
・ 塩:小さじ1/3
・ 胡椒:少々
・ 胡麻油:小さじ1
・ 水:大さじ2
醤油:適量
酢:適量
練りがらし:適量


(1)あんをつくる
豚バラ肉は6~8mm角に切る。ボウルに玉ねぎを入れて片栗粉を加えてまぶす。

あんをつくる
あんをつくる

(2)混ぜる
残りのあんの材料をすべて入れ、手でよく混ぜる。

混ぜる
混ぜる

(3)皮をつなげる
シュウマイの皮3枚を、水(分量外)をつけてつなぎ合わせる。

皮をつなげる
皮をつなげる

(4)あんをのせる
中心にあんの1/8量をのせる。

あんをのせる
あんをのせる

(5)形づくる
握るようにして、バターナイフで上から押さえるようにして形づくる。残りも同様にしてつくる。

形づくる
形づくる

(6)蒸す
せいろに水で濡らしてかたく絞った蒸し布を敷き、間隔をあけてシュウマイを並べ、強火で15~20分蒸し、醤油、酢、練りがらしでいただく。

蒸す
蒸す
完成
完成

――教える人

「大庭英子 料理研究家」

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。


文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

※この記事は四季dancyu「秋の台所。」に掲載したものです。

元記事で読む
次の記事
の記事をもっとみる