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恋と友情、どっちを取る?悩む私を救ってくれたのは…【LINE事件簿 #178/脈ありLINE 6】

  • 2021.10.9
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どうも、LINE探偵です。

僕の元には日々「LINE事件簿」が寄せられています。

LINEはいつだって事件の発端になりうるもの。大喧嘩につながるハプニングから、つい笑ってしまうプチアクシデントまで……。あなたも身に覚えがあるのではないでしょうか?

そんなLINE事件簿の中から、特に印象的だった事件「脈ありLINE」をみなさんにご紹介します。

「脈ありLINE」その6

大学時代から好きな智也くん(仮名・23歳)と毎日LINEをしていい感じになっていた真綾さん(仮名・23歳)は、ある日、友人の早紀さん(仮名・23歳)から智也くんについての噂を聞きました。

それは、「智也くんは今、彼女を作る気がない」というもの。しかし、これは早紀さんがついた嘘で、この件で彼女もまた智也くんのことが好きだったことを知り、ショックを受け落ち込む真綾さん。

恋と友情の板挟みになった依頼人が心配になった僕は、真綾さんに連絡を入れました。すると、このことがショックで、あれだけ毎日送っていた智也くんへのLINEが送れなくなってしまったとか。

そんな様子を心配していた3日後、真綾さんが事務所を訪ねてきてくれました。大丈夫ですか?

「ご心配かけてすみませんでした。もう大丈夫です。ところで、これを見ていただけますか」

「智也くんが心配してLINEをくれたんです。いつも私からばっかりだったんですけど、初めてじゃないかな?」

それはよかったですね。智也くんも真綾さんのこと心配していたんですね。

「はい。で、このあと電話で話をしました。もちろん早紀のことも。実は早紀、学生時代から何度も智也くんに告白していたみたいなんです。私は全然気がついていなかったんですけど」

そうだったんですね。

「智也くんには、“早紀ちゃんとのことは、周りの人は結構知っていたと思うよ”と言われました。結局、私だけが分かっていなかったみたいです」

そもそも、そういう過去の背景があったんですね。

「はい。だから、智也くんにも“早紀ちゃんと付き合わないことも、真綾と毎日LINEすることも、俺が決めた俺の選択だから、真綾が気にすることはないよ”といってくれました」

そうですか、それはよかったですね(それに、智也くんの覚悟が感じられますね)。少しはスッキリしたんじゃないですか?

「そうですね、だいぶ気が楽になりました。ただ、早紀とのことはやはり気がかりです。嘘をつかれたとわかった時は頭にきましたけど、やっぱり私にとっては友達なんで、どうしたものか……」

難しい問題ですね。ただ、早紀さんは何度ふられても、智也さんは揉めるリスクがあっても、それぞれが正直な気持ちで相手へ答えました。真綾さんも今の気持ちを正直に伝えればいいのではないですか?

「そうですね。うまくいくか分かりませんが、ちゃんと考えて自分の思いを伝えようと思います」

そういった真綾さんの横顔には、今までになかった決意がみなぎっていました。

連載「LINE事件簿」は毎日更新中!

(LINE探偵)

※LINE事件ご提供者本人の許可を得て掲載しています
※個人が特定されないよう、名前や内容は一部変えています

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