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「かくし」や「いん」以外の読み方分かる?!【隠】ヒント:3文字です!

  • 2021.10.7

「かくれる」や「いん」と読む「隠」。 この読み方以外に、「隠」には読み方があるのご存じをでしょうか。 知っているあなたは物知りですよ。

(1)「隠」の読み方

「いん」以外の読み方をする「隠」。 その読み方は3文字読みをするのですが、「かくし」ではありませんよ。 有名なアニメではそう読んでいますが、ここでは正解ではないです。 この読み方はある地名でもありますが、おわかりでしょうか。 正解は「なばり」です。 意外な読み方に、さぞ驚かれたことでしょう。 三重県名張市の「なばり」と同じ読み方をするこの漢字。 じつは「隠」と「名張」には関係がありますが、それはのちほど説明しましょう。 (『広辞苑』より)

(2)「隠」の意味

「隠」の意味は、漢字のごとく「かくれること」です。 それ以外の意味はありません。 意味としては非常にシンプルです。 (『広辞苑』より)

(3)「隠」はいつかわ使われている?

「隠」は相当昔からある言葉で、万葉集ではすでに使われていました。 それをしめす有名な詩があります。 「暮に逢ひて朝面なみにて隠にか日長く妹廬せりけり」 万葉集は7世紀後半から8世紀後半にできた、日本最古の和歌集です。 この時点で、すでに「隠(なばり)」が登場しています。 (『広辞苑』より)

(4)「名張」の由来ともなった「隠」

ここからは、「名張」と「隠」の関係性についてお話しします。 名張の土地は山間にあり、ほかから見えない隠れた場所。 そのことから、隠れるという意味の古語「隠る(なばる)」より、名詞の「隠(なばり)」として「名張」となったと言われています。 名張の説はほかにもありますが、ご紹介したのはこの説明の中でも有名なひとつです。 また、名張は忍者で有名な地でもあります。 多くの忍者がでており、忍術で有名な伊賀流もここからうまれました。 ちなみに、伊賀流に並んで甲賀流も有名ですよ。 山間の隠れた地である名張は、忍者にとって最高の地でした。 人目に触れることなく、のびのびと修行できたことでしょう。 実際、名張には忍者体験をできる施設もあるので、落ち着いた時期にぜひどうぞ。 (『広辞苑』より) さまざまな読み方をする「隠」。 基本的な意味は変わらないものの、読み方が違うだけで印象がまったく異なります。 ぜひ周りの人にも教えてあげてくださいね。 (恋愛jp編集部)

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