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【安達祐実】なりたいのは、やさしくて派手なおばあちゃん

  • 2021.10.6
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40代の自分にめっちゃ期待してます

「この1〜2年でエイジングが進んだと思いますが、そこもやっぱり無理したくなくて。自分でできることでなんとかしていくっていう姿を見せたい気持ちが結構強いというか(笑)。ずっとキレイでいたいという願望もあるけれど、その一方で、人間として生まれて年老いていく、人間らしい流れをちゃんと感じながら、人にも見せていくのがいいのかなとも思っています。だから、いつまでも若く見られたいみたいな気持ちは強くなくて。実際、私は憧れてもらえるような生活をしていないし、すごく普通。だから、40代はみずから発信するものはリアルに近いものにしていきたい。あ、でも、オシャレには見せたいからフィルターは使っちゃうと思いますが(笑)。劣化するという表現があるけど、そういうネガティブな方向でないということを主張していきたい! 数年前まではVOCEでこういうお仕事ができるなんて想像つかなかったし、それが叶った今を面白がっている自分もいる。人生って予想だにしないことがたくさん起きて、その都度、真に受けたり、流したりしながら楽しんでいくことが、いくつになっても一番かな。だから40代も楽しみです」

安達祐実さん

なりたいのは、優しくて派手なおばあちゃん

「若い頃は服の派手さに負けたり、周りの目が気になって好きな服やメイクがうまくこなせませんでした。でも、年齢を重ねるにつれ、他人の目が気にならなくなってきたし、自分が好きなものをまとうことがどんどん大切に。そして、私は“こういうメイクをする”“こういう服を着る”というのを見せたほうが、自己紹介的にわかりやすいとも思っていて。そもそも無難にまとまる性格ではないので、普通はこんな組み合わせはしないよね、というスタイリングもしちゃうおばあちゃんになりたい。そして、優しくありたい、ちゃんと強くもありたい、という目指す人間像はこれからも変わりません」

安達祐実さん

――では、今、安達さんがアラサーのVOCE読者に伝えたいことは?

「八方塞がりになったり、身動きがとれず辛い気持ちになることもあると思います。でも、大丈夫だよ、と簡単には言えない。もがくときはもがいたほうがいいし、苦しむことがいけないことではない。その経験が育って将来に繋がることもあるし、繋がらなくても忘れることができる。後々、こんな楽しいことがあるならあのときがあってよかった、そういうふうに思える日が来るはずだから」

安達祐実さん「これからもよろしくね」

モデル/安達祐実 撮影/岡本俊(まきうらオフィス/人物)、伊藤泰寛(静物) ヘアメイク/吉崎沙世子(io) スタイリング/船橋翔大(DRAGON FRUIT) 取材・文/楢崎裕美

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