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30代になって変わる、占いとの向き合い方。小林涼子の占い体験

  • 2021.10.5

朝のニュースの占いで運勢が良いと一日気分が良い。その反面、言われた些細なことが気になって、気になりすぎて白まで黒に見えてしまう。そんな思いから、あえて占いと距離を置いていた私、小林涼子。30代に突入した今、改めて占いと向き合ってみた。

よく当たるからって良い訳じゃない?恐ろしい占いの世界

まだ自分で占い師のもとへ足を運んだことはないけれど、ファッション誌の星座占いはつい読んでしまう……そんな方も多いのでは?
私もそんな1人だったのだが、悶々と悩み多き10代の頃、異国での仕事中にスタッフさんに連れられ占いを初体験した。
期待感を膨らませ聞いたのだが、告げられた私の未来は、絶望的に真っ暗。
帰国中もどうか当たらないで……と願うが、私の願いは虚しく結果は大当たりだった。
今思えば、言われた事が気になるあまり全部“そう見えて”しまい、故に“そうなった”のかも知れないが……思春期真っ只中の私には占い師の方の言葉はあまりにも強烈で、苦い経験となってしまった。
言葉は薬にも毒にもなる。もし、占った暗い未来が真実だったとしても……それを乗り切れるよう励まして欲しかった。
そんな経験から占いとは距離を置くようになっていたのだが、必死で頑張っても自分だけではどうにもならない事が多い今の時代。ポジティブに生き抜く為、何かヒントが欲しい。運も味方につけたい。そんな想いから、今度こそは……!と期待を込めて、改めて「占い」と向き合ってみることにしたのだ。

悩みに合わせ東洋、西洋の占術を組み合わせ多面的に占う。私の仕事運は……?

緊張気味の私に、「蠍座のあなたに敬意を込めて蠍座のラッキーカラーの黒を着てきたの。私は射手座だからラッキーカラーの赤い時計を付けて来たんだけど、玄関を出たらベルトが切れてしまったのよ。きっとすごく強運な方とお会い出来るんだなと楽しみにしてたの」と、さっそく優しい言葉をかけてくださるエミール・シェラザード/神野さち先生。

そもそも占いがご無沙汰すぎて、何からお聞きすれば良いか分からずにいると、先生いわく、占いは「私どうでしょう?」とざっくり運を尋ねるのではなく、具体的な質問をすると良いとのこと。
「お引越しをする時、どの方角が良いでしょう?」と聞かれたら東洋の占い、「彼との相性」を聞かれたら西洋占星術で相手の生年月日を聞いて運命を重ね合わせる……と悩みによって相性の良い占術が違うのだそう。

意外にもポジティブな鑑定結果が。占いの手順をレポート

今回は、様々な占術をマスターしているエミール先生に紫微斗数(生年月日と出生時間を基にして個人の特性や運勢を占う中国発祥の占術)、西洋占星術、四柱推命……などをブレンドして多面的に『仕事運』を見ていただくことに。
幼い頃から、学生時代も青春も全て捧げてモデルや女優を続けてきた私にとって、仕事は何より大切で人生そのものと言っても過言ではない。正直、仕事運を占う事はとても怖かった。でも、だからこそ、本当は運勢も気になるし、ポジティブに背中を押して欲しい。そんな悩める私を真っ直ぐ見つめて、先生の占いがスタート。

蠍座にもいくつもタイプがあるけれど、基本的に「何がなんでも頑張り抜く」「淋しがり屋の強がり」「ソフトだけど、負けず嫌い」「面倒見が良い」のだそう。おぉ……確かにそうかも!と思いつつ、気になる仕事運を切り出せずにいると……紫微斗数の紙を見つめながら「安心して。仕事運は西洋で見ても東洋で見ても、生涯素晴らしいわ。この46-55歳にあたる事業宮というところの星が完全無欠で綺麗なの。禄存星と天相星というのが愛され星で、あなたは仕事に愛されてる。仕事からプロポーズされているような状態です。そして仕事運は、周りからのサポートが運の7割と言えるほど大切だけど、それも大丈夫。どこに行っても良い人に巡り会えますよ」と。

そのお言葉をお聞きして緊張が解け、つい笑顔に。

ちなみに、26歳-35歳の福徳宮の貪狼星は、その文字の通り狼のように「仕事ー!」と一直線に貪欲でなんでも欲しい。野心豊富で上昇志向、欲張りMAXなとき。ちゃんと頑張れると3年以内にミラクルが起きるそう!

そして、36-45歳は、アナウンサーや声優に多い巨門星という話すことで財に変わる能力の星が出てるから、ナレーションなど語りの仕事の幅が広がる可能性を示しているのだとか。

良い面も、悪い面も。先生との対話から見えてくる自分の可能性

仕事運の良さに安心したところで、さらに深掘りして伺ってみると、「それだけ仕事運が良いから、もちろん財運も良くて、生涯仕事とお金に困りません。けれど、金運は……お財布の底に穴が空いてるみたい」

え?!財運はいいのに財布に穴……?実は、財運と金運は別々のモノ。財運は金庫の中の資産、金運は今日カバンの中に入ってるお財布の中身のようなものなのだそう。
情に熱く大盤振る舞いなタイプで、人についつい尽くしてしまうとのお言葉にグサッ……。確かに思い当たる。しかし、無駄なお金の使い方ではなく、その人達に支えられて運はスパイラル状に上昇しながら回っているから問題はなく、心配しなくても大丈夫との事でホッとした。

また、九星の暦でいうと、私は二黒土星。コツコツ地道に自分の人生を切り開いていくニ黒土星の2021年の星回りは北に入っていて季節でいえば冬、いわゆる準備期間なのだそう。12月29日頃から運の前兆があり、来年は2月4日節分以降春へと変わっていく……そして、だんだんと華やかに運も花開いていく感じ。海外との縁が深まってくるかも?と、嬉しいお言葉の数々につい、テンションがアップしてしまう。
そんな私を見て、「ショートカットじゃなかったらと思って想像してみたけれど、ショートカット がよく似合いますね。清潔感を何より大切に『引きの美学』でお洋服やアクセサリーを選ぶと魅力がより引き立ちますよ」と、さらにアドバイスを頂いた。

浮かれる気持ちを落ち着かせつつ、良い事ばかりではなく今後気をつけるべき事を伺うと、「思い込まない、思い入れない。日々のストレスをきちんと解消して、ニュートラルなバランス感覚を持つこと」。女優さんは役作りをする時、客観的に考えるバランス感覚もとても大切。思い込みすぎてしまうのは危険とのとこと。
あとは、「綺麗なお洋服や顔でたまにやってくる悪魔の誘惑に負けないこと」。エミール先生のお言葉を処方箋として心の片隅に置き、悪魔のささやきに負けないよう、引き続き頑張りたいと思う。

私にとって占いは、カウンセリング。占いを通して、自分の心と対話する時間を持つ。

夢中で聞いてるうちに、あっと言う間に占い終了。これまで恐ろしかった占いの印象が、エミール先生の柔らかい笑顔とポジティブなお人柄もあって、180度変わった。自分が大切にしている仕事だからこそ、もし運が味方してくれないと言われてしまったら…と思うと怖かったのだが、今回そんな心配を吹き飛ばすかのように「仕事運は生涯良い」と力強く言っていただけた事は心の大きな支えとなった。
この言葉のおかげで、今後もし一時的に辛い時があったとしても「私の仕事運は生涯良いのだから、必ず乗り越えられる!」と、自分を信じることができる気がする。

良い事を言われたから信じるのか!と、言われてしまうかも知れないけれど…頑張れば頑張るほど、自分で自分の事が信じられず自信がなくなってしまう時がある。
そんな時、「イケるよ!運が味方してるから大丈夫!」と自分以外の誰かが信じて、応援してくれたら……なんだか少し前を向けるんじゃないだろうか?

そういった意味でも、占って頂いた時間は、占いを通して私の心の奥に隠してた自信のなさや不安をそっと聞いて取り除き、大丈夫!自信持って!と背中を押してくれるカウンセリングのようでもあった。
今回は仕事がメインだったけれど、今後、健康や恋愛や結婚……人生の様々なステージで自分に自信が持てなくなった時には、先生に占ってもらい、また背中を押してもらいたい。そう思える良い時間だった。
悩みが多く、また一つ一つも簡単に解決できない深いに悩みになる30代。自分に自信が持てなくなったら、占いに行ってみるのも良いのかも知れない。私のように、心の支えになる力強いお言葉をもらえるやも?

小林涼子=取材・文
浦将志=撮影

<衣装クレジット>
ショップ名 Carrefour (カルフール)
Web : Carrefour Online Shop(https://www.carrefour-jiyugaoka.com/
Instagram :@carrefour_forladies
〒1520-0034 東京都目黒区緑が丘2-15-13
Tel: 03(6421)-1155

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