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ロシアで1世紀ぶりのロイヤルウエディング!ロマノフ家の末裔が挙式

  • 2021.10.5

ロシアの最後の王朝・ロマノフ朝が崩壊して以来初めて、およそ1世紀ぶりとなるロイヤルウエディングが、10月1日(現地時間)にサンクトペテルブルクで行われた。

聖イサアク大聖堂で式を挙げたのは、ゲオルギー・ミハイロビッチ・ロマノフ。花嫁はイタリアの駐ベルギー大使の娘、ヴィクトリア・ベッタリーニ。

1917年に起きたロシア革命でウラジーミル・レーニンが権力を掌握し、世界初の共産主義国家が誕生すると、当時の皇帝ニコライ2世の一家は処刑され、そのいとこであるキリル・ウラジーミロヴィチ大公(新郎の曽祖父)は、国外へ脱出した。一家はフィンランドに逃れた後、ヨーロッパで暮らしたという。

ゲオルギー自身はスペインで生まれ育ち、フランスで暮らしていたが、ヴィクトリアとともに2019年、ロシアに移住したそう。

25ans Wedding

『タトラー』誌によると、結婚式は2日をかけて行われたそう。大聖堂での結婚式の後、2人はロシア民族芸術博物館で披露宴を開催。翌日の昼にはコンスタンチノフスキー宮殿でさらにパーティを行い、ゲストらとともにオークションやコンサートも楽しんだという。

花嫁は長いトレーンが特徴のロングスリーブのシンプルなドレスを選び、博物館でのパーティでは、刺繍が施された白のドレスとパフスリーブのジャケットを羽織った姿にお色直し。どちらのドレスにも、輝くティアラを合わせていた。

『タトラー』誌は、このティアラは「ショーメ」の「Lacis」で、ロシアの伝統的なヘッドドレス「ココシニク」をベースに考案されたデザインだと伝えている。

25ans Wedding

また同誌によると、2018年に結婚したイギリス王室のユージェニー王女が選んだのも、このタイプのティアラ。ただ、王女のティアラは中央に大きなエメラルドがあしらわれていたのが特徴的だったいっぽう、ヴィクトリアのティアラに使われていたのは、ダイヤモンドのみ。

中央の2つのダイヤモンドは、それぞれ5.02カラットと2.21カラット。438粒ものダイヤモンドを使用したパヴェデザインのティアラ全体では、27.03カラットになるそう。

結婚式にはその他、スペインのソフィア王太后、ベルギーの故アレクサンドル王子の妻レア妃をはじめとするヨーロッパ各国の王族や、カタールのタミーム首長一家の代表も出席したという。

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From TOWN&COUNTRY

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