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甘辛さが後を引く"牛しぐれ煮とれんこんのちらし寿司"

  • 2021.10.4
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旬の素材を使った季節ごとのお寿司は、大きく盛りつければ、目を引くおもてなし料理にもなるので、いくつか知っているととても重宝するはずです。実りの秋です!旬の食材の風味を大切にした、季節の料理を料理研究家の植松良枝さんに習いました。

甘辛さが後を引く"牛しぐれ煮とれんこんのちらし寿司"

■“牛しぐれ煮とれんこんのちらし寿司”のつくり方

秋の香りは黄菊にお任せ。香りもいいし、彩りも最高。牛肉を甘辛く炊いた「しぐれ煮」はご飯になじんで美味。もちろんボリュームもアップします。甘酢に漬けたれんこんもたっぷり添えました。


◇材料 (4人分)

★ 酢飯:2合分
・ 米:2合
寿司酢:(よく混ぜ合わせておく)
・ 米酢:大さじ4
・ 砂糖:大さじ2
・ 塩:小さじ1と1/2
・ 白煎り胡麻:大さじ1強
★ 牛肉のしぐれ煮:
・ 牛肉:200g(切り落とし)
・ 生姜:1片分(みじん切り)
調味料:
・ 酒:大さじ1
・ 醤油:大さじ2強
・ みりん:大さじ2強
・ サラダ油:少々
★ 酢ばす:
・ れんこん:150g(細め)
甘酢:(よく混ぜ合わせておく)
・ 酢:1/2カップ
・ 砂糖:1/4カップ
・ 塩:小さじ1
菊の花:8輪(食用)
★ 塩もみ野菜:
紅芯大根、水菜:合わせて150~200g
塩:約小さじ1


(1)酢飯をつくる
洗った米を炊飯器に入れて酢飯の水加減をし、酢飯モードで炊く。炊きたてを飯台(またはボウル)に移し、寿司酢を回しかけてしゃもじで切るように混ぜ合わせ、粗熱が取れたら白煎り胡麻を加えて全体になじませる。

(2)牛肉のしぐれ煮をつくる
牛肉を幅1cmに切る。サラダ油をひいて中火に熱したフライパンに生姜を入れて炒め、牛肉を加えて炒める。牛肉の色が変わったら調味料を加えて汁気がなくなるまで炒め、バットに広げて粗熱を取っておく。

(3)酢ばすをつくる
れんこんの皮をむき、スライサーで厚さ2mmの輪切りにする。酢少々(分量外)を加えた湯で30~40秒ゆでて水気をきり、熱いうちに甘酢に漬けてマリネする。

酢ばすをつくる
酢ばすをつくる

(4)菊をマリネする
菊の花は花びらをすべてはずし、酢適量(分量外)を加えた熱湯に入れ、ゆがいてザルにあげ、粗熱が取れたら水気を絞り、 3の甘酢に加えてマリネする。

菊をマリネする
菊をマリネする
菊をマリネする
菊をマリネする

(5)塩もみ野菜をつくる
紅芯大根は薄いいちょう切り、水菜は幅1cmに切り、塩をふってもみ、出てきた水気をよく絞る。

(6)盛りつける
器に酢飯を広げて塩もみ野菜を散らし、酢ばすや菊の花、牛肉のしぐれ煮を彩りよく散らす。

完成
完成

――教える人

「植松良枝 料理研究家」

季節の移ろいを愛してやまない料理研究家。人気の料理教室「日々の飯」主宰。料理だけではなく毎日の生活にも季節の彩りを添え、暦や月の満ち欠けも生活の節目として大切に考える。1歳半を迎える子供の離乳食にも季節を映すことを忘れず、家族で季節ごとの喜びを分かち合っている。


このレシピは四季dancyu「秋の台所。」に掲載されたものです。

文:中村裕子 撮影:野口健志

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